この夏は「落語」で決まり!


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子どもたちの間で寿限無を覚えることがちょっとしたブームになったり、落語を題材とした異色のドラマ「タイガー&ドラゴン」が話題になったりと、世はちょっとした「落語」ブームです。このブームに乗って、一度、子どもに生の落語を見せてやりたい! と思っているパパやママも多いと思いますが、実際にどこに行けば見られるのか、子連れで見に行っても大丈夫なのかと、いろいろ疑問に思う点も多いもの。そこで親子で安心、楽しく見られる「落語鑑賞法」を徹底紹介します!


「寄席」に行ってみよう!


落語だけではなく、漫才や神楽など、いろいろな芸を楽しむことができる「寄席」
「落語」を見るための定番スポットといえば、なんといっても「寄席」です。「寄席」とは、落語に限らず漫才、神楽など、いわゆる「大衆芸能」を集めて興行打っている場所で、通常、昼、夜の2回公演で、「上席・中席・下席」と、10日に一度プログラムが変更されます。出演者は昼夜各18組前後で、実際には落語の合間に漫才、奇術、曲芸、俗曲などのいわゆる「色物」が挟まっています。東京などには「定席」と呼ばれ、通年興行が打たれている場所がいくつもあります。各回の公演時間はトータルで3時間30分~4時間程度で、一人あたりの持ち時間は10~15分程度。場内で飲食も可能です(一部の寄席ではアルコールは禁止)。有名な寄席としては上野の鈴本演芸場や新宿の新宿末広亭などがあります。料金は大人が2800円前後、子どもが1500円前後です。もちろん、子どもが騒いだり泣いたりと、他のお客様の迷惑になるような場合には退席する必要がありますが、基本的には子連れでも問題ありません。実は池波正太郎氏などのエッセイを読んでいると、子どもの頃から寄席が遊び場だったといった記述があり、ときには演目のリクエストもしていたとか。昔の子どもにとっては、寄席も立派な遊び場のひとつだったようです。現在は、料金的にもそれほど気軽に通うわけにはいきませんが、もっと親子で楽しみたいスポットのひとつだと言えます。
この他に一人の落語家が、じっくりと噺を聞かせる「独演会」や、人気落語家が何人か集まり、劇場などで開催される「ホール落語」などがありますが、子どもには10~15分で噺が完結し、曲芸などの色物も挟まっている「寄席」の方が気軽に行ける場所だといえそうです。


子どものための「落語」スポットに行こう!


「親子で楽しむ落語会」を開催する三遊亭好太郎師匠<phot by noriyuki ito>

また、周囲に気兼ねせずに子連れで落語を楽しみたい! というファミリーなら、ワッハ上方のように、独立した「親子席」がある施設を利用してはいかが? 「親子席」は全部で5席。ガラス張りになっているため”ライブ感”には少々欠けるかもしれませんが、「子どもが騒ぎ出したらどうしよう」という思いからは開放されるでしょう。また、同施設では小学生も受講できる「お笑い体験教室」も開催されているので要注目です。そして、定期的に「おやこよせ」を開催しているのは、上方落語の桂文我師匠。文我師匠の「おやこよせ」は、親子で一緒に行っても、大人と子どもは離れて座って鑑賞します。また、未就学児は入場できません。さらに、保育園や学校、そして仲良しグループなどで落語家を呼んでしまうという方法もあります。落語桂伸治オフィシャルサイトなどでは、具体的な方法や料金などが詳しく解説されています。

そしてこの夏休みイチオシなのは、落語、マジック、紙切りなどの芸を集め、子どもたちが気軽に「寄席」の雰囲気を味わえる「親子で楽しむ落語会」です。
●日 時:8月21日(日)17時開場、17時半開演
●場 所:上野広小路亭(銀座線上野広小路駅すぐ上。松坂屋前)
●出 演:三遊亭好太郎
 ゲスト:マジック・伊藤夢葉 江戸紙きり・桃川 忠
●木戸銭:大人1800円子ども(小学生以上中学生まで)700円(2人目からは一人500円。原則、入場は5歳以上)
●その他:要事前予約
●問い合わせ:03-5685-2302(オフィスうたたね)koutarou@hh.em-net.jp

この会を主催する三遊亭好太郎師匠は、子ども向けの落語会の実績もたっぷり。夏の宵、親子で浴衣でも着て、ノンビリ「江戸」の世界を楽しみましょう!

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