ネットで大論争!「女王の教室」


「ゴクセン」のエンタメ路線とも、「金八」のリアル路線とも一線を画した「女王の教室」

今夏の各テレビ局の連続ドラマもようやく出揃い、視聴率の好不調の結果もはっきりしてきました。その中でも子を持つ親たちの関心が集まっているのが、日本テレビで土曜日・夜9時から放映されている「女王の教室」です。番組の公式ホームページに設置された掲示板では、賛否両論が渦巻き、中には「番組打ち切り」を求める投稿さえ少なくありません。


このドラマの主人公は、天海祐希演じる年齢不詳の女性教師・阿久津真矢。キャッチコピーとして「悪魔のような鬼教師に小学6年の子どもたちが戦いを挑んだ一年間の記録」と掲げられています。まだ放送が始まったばかりなので、この後どのようなストーリーが展開されるかは不明ですが、今までのストーリーの中で描かれている阿久津真矢の教師像とは、以下のようなものです。

・学業成績至上主義者。成績の下位2番目までの子、そして自身に反抗的な態度を見せる子どもには、給食や掃除当番といったすべての雑務をこなす「雑用係」をやらせる
・私立中学受験へのサポートに極めて積極的
・学校外の習い事も含め、子どもに関するすべての情報を把握している
・保護者のあしらいがうまい
・現在の学校の「お役所主義」をバカにしている。
・子どもたちに”迎合”して人気を集めている教師、教師としての能力に劣る者には厳しく接する
・しかしその主張は極めて正しく、子どもたちの育ちのことを考えている

こうした教師像に対し、否定派からは「すべてを成績で判断するなんて」「あれは子どもに対するいじめ意外の何でもありません」という声が挙がり、賛成派からは「よく聞けば、まっとうな主張だ」「イマドキの子どもは、あれくらいやらなければいけない」という声が挙がり、大論争になっているわけです。
私個人の感想としては「技術レベルの低い教師像だな~」ということ。個々の過激なやり方はドラマの中の世界としておいておくとして、「子どもたちの個性を無視して自分のやり方を押しつける」というのは、一番ラクな方法のはず。真に実力のある教師であれば、子どもの個性を見極め、個々に最も効果的なアプローチをほどこすのではと思うのですが… まっ、そんな教師に、今まで会ったこと、ないですけど(笑)。

「阿久津真矢」はあなたの隣にいる!


「悪魔のような鬼教師」は、ドラマの世界だけの話しではない!

しかしどんなに大論争が巻き起ころうと、「女王の教室」はあくまでドラマ。しかし「悪魔のような鬼教師」が決してドラマの世界だけに留まらないことは、「ドラマを見ていると、昔教師に負わされた心の傷をえぐられるようでつらくて見ていられない」という意見があることでもわかります。体罰教師や犯罪行為を行う教師などは、それはそれで深刻な問題には違いありませんが、社会的にも対処の方法があります。ところが「阿久津真矢」のようなタイプの教師は、「正論」を吐かれれば、排除の方法すらありません。どんなに厳しい教師であっても、そこに真に子どもたちに対する愛情があれば、子どもはそのことをしっかり受け止めます。しかしそれすらも感じられなかったとき、その「正論・実力派教師」は、子どもたちにとってまさに「悪魔のような鬼教師体験」となるのです。そうした「あなたの阿久津真矢体験」をいくつか聞いてみました。

●「子どもの人格」を無視する鬼教師
「女王の教室」を見ていると、中学時代の女性教師のことを思い出します。彼女はいわゆる「実力派教師」として親からの信望も厚いタイプ。私は比較的真面目な生徒でしたから、髪だって真っ黒ストレートでした。ところが、ちょっと美容院に行きそびれ、まぶたに「数ミリ」程度髪の毛がかかっただけで、ホームルームの時間にそのことをクラス全員の前で罵倒されたのです。しかも私に対する事前の警告や注意など一切なしに。もちろん体罰などは絶対いやですが、人前で意図的に恥をかかせるような人格攻撃のほうが、よほど深刻な「体罰」だと、今でも思っています。

●「ズボラ教師」は子どもにとって悪魔だ!
僕が体験した教師の性格は、教室にある彼の机の上を見れば一目瞭然。「ズボラ」なのだ。だから彼はなんでも「最短」の方法をとった。子どもを怒るときには”もちろん”体罰、見たまま、起こったことだけで物事を判断するので子どもにとってはまさに「理不尽大王」で、怒られるたびに子どもたちには彼に対する憎しみだけが募っていき、スクールカウンセラーの元に駆け込むクラスメートが続出したほどだ。よく、テレビなどで芸能人が「子どもの頃の恩師に再会」といって涙を流しているが、「僕があの立場でも、呼ぶべき”恩師”がいないな~」といつもひとりつぶやいている。


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