脳に効く食事
受験の場合、勉強するのも、試験を受けるのも、結局子ども本人。いくら気をもんでも、親のできることが限られています。
そこで食事に気を配ることで、子どもたちにエールを送りましょう!
頭が良くなる栄養素
「脳は食いしん坊」とよく言われます。頭をフル回転させようと思えば、食事で必要な栄養を届けてやる必要があるのです。
一般的に頭がよくなる栄養素といわれてるのが
●レシチン(大豆やその加工食品に含まれている。記憶や情報伝達をよくする)
●DHA(青魚に含まれていることで有名。脳の神経ネットワークの形成を助けるといわれている)
●カルシウム(乳製品などに多く含まれている。集中力を高める)
●ビタミンB1(豚肉などに多く含まれている。脳のエネルギーであるブドウ糖を燃やす働きをする)
といった栄養素なので、献立を考える際には、こうした栄養素が含まれるような食材を使うことを心がけましょう。
例えばほうれん草がタップリ入った鰯の団子鍋に揚げ出し豆腐をそえる、豚肉を使ったホワイトシチューにほうれん草とあげのあえものを添えるといった具合です。
納豆で受験を乗り切る?!
しかしこうして必要な栄養素を書き出してみると、私の頭の中に、ひとつの食品が浮かび上がってきました。その食品とは… そう、納豆です!
●納豆に含まれる栄養素
・ビタミンB1・ナイアシン(糖質・脂質・たんぱく質の代謝血行をよくし、脳神経の働きを助ける)・パントテン酸(糖質・脂質・たんぱく質の代謝)・チシン(集中力を高める)・トリプトファン(脳の機能を高める)
ねっ! 納豆ひとつで、これだけの栄養素がとれてしまうんです。
朝食をしっかりとることは、受験対策の中ではもはや当たり前。ご飯はパンよりも脳の栄養素「ブドウ糖」が長く供給されますから、試験当日には「ご飯に納豆」の純和風朝食で、我が子を送り出しましょう!