日本で大掃除といえば、新年を迎える前、年末に行うのが一般的ですね。けれども、寒さの厳しい真冬に、窓を開け放したり水を使って行う大掃除は気が重いもの。そこでおすすめしたいのが「春の大掃除」です。

スプリング クリーニングのすすめ

欧米では、日本と同じ大掃除という習慣はないものの、気候のよい春に大がかりな掃除をする「スプリング クリーニング」という習慣があるそうです。2007年にINAXが行った調査によると、「スプリング クリーニング」という言葉通り、ニューヨークやベルリンでは春に、マドリッドでは春から夏にかけて行う人が多くなっています。

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気候のよい春こそ、大がかりな掃除に向いています
新年を掃除の行き届いたきれいな住まいで迎えるという気持ちは大切ですが、冬の寒い季節より、水仕事がしやすい春から初夏のほうが大掃除には向いていると思います。窓を開け放していても気になりませんし、服装も身軽で身体を動かしやすいでしょう。特に日本では、この時期、ゴールデンウィークがあるので、休日の1~2日を、家の大掃除に当てるのも良いかもしれません。

窓やドアの立て付けを確認

そして大切なのは、掃除だけでなく家をいろいろとチェックすることです。

例えば、窓。ガラスを磨き、サッシ部分もいつもより念入りに掃除した後に、サッシが問題なくスムースに開閉できるかどうかも確認しましょう。サッシを開け閉めするときにガタつくのはレール部分にゴミが挟まっているか、戸車が原因です。戸車部分に潤滑油をさすだけで戸車の動きが滑らかになることもありますが、それでもダメなら、サッシ下部についているネジで戸車の高さを調整するとよいでしょう。

室内ドアもきれいにした後、蝶番やドアハンドル部分など、普段は見落としがちなところにも注意を払い、立て付けも確認します。動きがよくないようだったら蝶番をチェック。2カ所もしくは3カ所設置されている蝶番のネジをドライバーで調整したり、潤滑油をさして、ドアの立て付けを改善しておくとよいですね。

水栓金具をチェック

水まわりのポイントは水栓金具です。水栓金具がピカピカだと、水まわり全体がキレイになったように感じます。ただし、掃除する時に傷を付けないように気をつけましょう。汚れがとれないからといって、金属製のブラシやタワシを使うと、傷がつくことがあります。洗剤を付けた柔らかい布などで拭くのがよいでしょう。キッチンなどにケミカルなものを使いたくない人は、歯磨き粉を使うのがおすすめです。細かな研磨材が入っているので、意外にきれいになります。引っ掛かりがないかなど、水栓金具のレバーの動きも確認しておきます。

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水栓金具もピカピカになると気持ちがいいですね
また、水の出が悪いときは水栓の先端部分のキャップを外して掃除しておきましょう。その中に水道水の中に含まれる小さなゴミがたまっていることがあるからです。

家の中が終わったら、外に出てみましょう。次のページでは、この機会だからこその外まわりの点検について説明していきましょう。