返済額や年収負担率は少しずつ減る傾向に

住宅の平均建築費用は、2,823.3万円。昨年は2,829.5万円なので、大きな変化は見られません。平均の自己資金の数値はやや少なくなっているものの、平均返済額や平均世帯年収負担率はわずかながら下降気味です。

平均自己資金1,460.3万円
(ボリュームゾーンは400万~600万円、昨年は1,467.5万円)

自己資金については、1,000万~1,500万円未満が13.9%と最も多く、ついで、3,000万円以上が13.6%と続きます。逆に言えば、1,000万円以上の自己資金を用意している人が27%以上いるということになります。

平均年間返済額125.5万円
(ボリュームゾーンは75万~125万円、昨年は130.4万円)
平均世帯年収負担率17.1%(昨年は18.5%)
平均返済額9.5万円
(ボリュームゾーンは6万~14万円、昨年は9.7万円)

さらに、平均返済額は昨年の9.7万円と比較して、9.5万円とわずかですが減っています。そして、平均世帯年収も昨年の760.3万円から749.9万円へと、減っています。にもかかわらず、平均世帯年収負担率も下がっていているのです。これは、できるだけ借り入れを減らして、建築後の負担を軽くしたいと考える、慎重な人が増えているという見方ができると思います。

ボーナス返済なしの傾向がますます強く

自己資金など、資金関係や世帯主の職業について少し補足しておくと、平均は749.9万円ですが、400万~600万未満の人が28.8%、600万~800万円の人が27.0%となっており、55%以上の人が400万~800万円の中におさまります。世帯主が正社員の人は67.1%、公務員が17.4%、自営業が8.9%。共働き比率は、43.2%となっています。

ボーナス返済0円の人 52.8%(昨年は51.6%)
平均ボーナス返済額 29.2万円(昨年は33.1万円)

目に付いたのは、返済方法についてです。ボーナス返済を利用しない人がさらに増え、利用している人でも返済額を抑える傾向がみられます。

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ボーナス返済を減らすなど、堅実な資金計画を立てる人が増えたのはとてもいいことですね
これらのデータから読み取れるのは、決して特殊な人が注文住宅を建てているのではなく、ごく一般的な家族を持つ人が家を建てているということ。そして、ボーナス返済に頼る比率も、以前に比べればぐっと減り、健全な家計を営もうとしている人が増えているようです。

年代としては30代で家を建てている人が圧倒的に多いため、平均寿命から考えても40年~50年の耐久性がほしいところ。長持ちする家を建て、愛着を持ってわが家を大切にしていってほしいものですね。
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