地の利をいかしたランドプランと構造

建物は敷地の特徴に合わせ、南の先端に当たる位置にタワー形状の「ヒルトップレジデンス」を、そして左右には「シーズンレジデンス」と「フォレストレジデンス」を翼を広げたような格好で配した。

この場所だから得ることのできる眺望を楽しめるように、すべての棟にアウトフレーム構法を、さらに「ヒルトップレジデンス」は強固な柱構造のダブルチューブ構法を採用している。

扇状の内側には、高級ホテルさながらのゆったりとした車寄せに、湧水をイメージしたという水盤が数か所施されている。「マスターコート」と名付けられたこのスペースでは、ゲートキーパー(門番)が365日来訪者を見守る。夜間は管理事務室にて監視する24時間有人体制をとっている。また住戸内は玄関・窓に防犯センターを設置。SECOMマンションセキュリティによるトータル監視という、現代都市生活に望まれる体制を整えている。

<マスタコート>水音も心地よいこのエントランスは、夜間には落ち着いたライティングが幻想的な空間に

<マスターゲート>風格こそ感じられるが、決して仰々しくはない門構えである。ゲストが敷居の高さを思うこともないだろう

「鹿島」の住まいに対する不文律

専有空間の完成度の高さについては、是非とも実物で確認してほしいところだが、最低限は触れておきたいと思う。

まずは、空間にゆとりをもたせた玄関、廊下、収納。使いやすく無駄のない、スクエアな居室。当たり前のように思える基本的な項目であるが、それがクリアできているマンションがいかに少ないことか。住宅に多少なりとも明るい人であれば、瞬時にその完成度の高さおよびその住みやすさ、が理解できるはずだ。

住戸内に足を踏み入れると、無駄のないいたってシンプルな空間に驚くだろう。梁の出にくい構法は実際以上の天井の高さを感じさせ、細かくは玄関の上り框も取り払う。必要不可欠なもの以外の段差はいっさい排除し、使いやすい空間を目指した、とそんな印象を受ける。

白を基調としながらも、石や木が持つ自然ならではの力強い模様を装飾効果としてさりげなく取り入れている
白を基調としながらも、石や木が持つ自然ならではの力強い模様を装飾効果としてさりげなく取り入れている

リビングの開口部も注目したい。柱と梁以外さえぎるものがなく、まるでタワーマンションからの眺望でもあるかのような壮大な風景が目の前に広がっている。これなどもよくよく見れば、特注の大型ガラス窓を用いていること、それを縁取るサッシュの框を隠して処理していること、そして黒の縁取りが景観をひきしめて見せていることなど、様々なノウハウと技術があってはじめて実現する「質の高い眺望」であることが理解できよう。

そして何より、その窓の連続こそがマンションの外観デザインとなり、視覚的に安定感のあるリズムをもたらす。品質、機能、デザインすべてが上位概念を目指し、それぞれが融合する。じつに考え尽くされたマンションである。

<現地新モデルルーム>今回約1年ぶりに新しいモデルルームを設定。美しい設えとゆったりとした空間がゲストを優雅に迎え入れてくれるだろう
<現地新モデルルーム>今回約1年ぶりに新しいモデルルームを設定。美しい設えとゆったりとした空間がゲストを優雅に迎え入れてくれるだろう

「MASTERVIEW RESIDENCE」のロビーラウンジには、工事の時に出土したという縄文時代の土器のレプリカがさりげなく陳列されている。「数千年前からずっと、ここは住むに適した場所だった」と先人達が語っているような気がした。

提供:鹿島建設株式会社
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