今回はユーティリティについて考えてみましょう。ユーティリティとは英語で給排水設備や電気設備などのことを指し、住宅の中にあっては、「住まいの水まわり」=「多目的室」=「家事室」=「洗濯室」などと呼ばれる空間のことをいいます。

洗濯機や乾燥機、洗濯流し、掃除用具や収納庫、食品庫、アイロンやミシン置き場に家事机などなど、キッチンとサニタリーの中間に位 置するスペースということができます。
この空間をどのようにとらえるかで、住宅のプランは大きく変ってきます。
早い話が、洗濯機を何処に持ってくるかということでもあります。
日本で手に入る洗濯機には下の図のような種類があります。
それぞれに特徴がありますから、まずは自分のライフスタイルにあった洗濯の方式を選ぶことから始まります。
国産全自動洗濯機も相当重くなってきましたが、 輸入品はほとんどのものが100キロ近い重量 があります。洗濯物と水を入れドラムなどが回転するわけですから、置き場所の床は充分な耐荷重と振動に配慮した設計が大切です。(軟弱な床ですと洗濯中に本体がドンドンと動き始め大変危険です)


今までの住宅計画の中では、専用の家事室を設けるか、洗濯機は洗面脱衣室に置くのが一番便利とされてきましたが、家事作業の効率化をはかるためにキッチンルームに洗濯機を配置するプランも増えています。ヨーロッパタイプのドラム式洗濯機が国内でも人気が高まり、システムキッチンへのビルトイン機器として扱われるようになってきたこともその一因でしょう。



私が今までに設計したキッチンスペースにユーティリティを組み入れた現場の例を御覧ください。これらの例では全て二段積みのドラム式洗濯機/乾燥機をビルトインしています。下が洗濯機/上が乾燥機です。

 
 
 
 
背が高くなるためキッチンの端に配置する
 

ほとんどの機種は右開きの扉

 
         
 
 
 
 
左に洗濯機/乾燥機、正面 は家事机
 
右開きの作業空間を確保すること
 

コンパクトなキッチンの場合は、一体型の洗濯・乾燥機があり、設計上はとても使いやすい。但し洗濯物が多い御家庭には、やはり洗濯機と乾燥機は別 にした方が便利といえるでしょう。

関連サイトも御覧ください
輸入のキッチン機器
国産のキッチン機器

(C)Aug.2001 Illust.,Design & Photo by HIDEWO KURODA



匿名で優良会社にリフォーム相談!

ホームプロでリフォーム会社を探す

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。