EURO CUCINA 2002 Milano 最新報告 Vol.1
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ミラノ国際家具見本市と隔年併催されるEURO
CUCINA2002が、2002年4月10日~15日まで開催されました。今年1月のケルン国際家具見本市では、出展するはずのドイツメーカーがほとんど出展せず、ミラノがどうなるのか危惧していましたが、杞憂に終わりました。 イタリアのキッチンメーカーはみんなとても元気です。この国の景気は相変わらず余り良くないと言いますが、日本のキッチンメーカーの停滞ぶりに比べると、まったく活力が違います。 この国のインテリア産業の奥深さを思い知らされてくれます。 26号館まであるFiera会場は、かっての晴海の国際見本市会場の10倍以上の規模があると思います。 ここに最新家具からトラディショナル家具まで、あらゆるジャンルの家具が出展され、とても会期中にすべてを見ることは不可能といえます。 出展企業数の数も桁違いですが、14~16号館で開催されるユーロクッチーナ展だけでも、100社以上のイタリアのキッチン家具メーカーが出展しています。 このレポートはまだ会期半ばの12日に書き、ミラノから送信するものです。 会場の雰囲気をお伝えする第一報です。 |
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4月のミラノは、Fiera会場の入り口前のお屋敷にはユダの花と呼ばれる、ピンク色の花や、紫色のフジの花が咲き乱れる花のシーズンです。 ただ今年は天候不順で、外気温が10度以下、連日のシトシト降る雨にうんざり気味・・・。 |
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以下に、最新モデルの一例をご紹介します。 | ||
各社主流のアイランドキッチンとレンジフードのニューモデル。
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NOVA CUCINA | ||
ワークトップの上にクックトップユニットを上置きするのも今年の傾向。
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ベースとウオールのキャビネットの表面をアールをかけてユニークなモデルが登場。 |
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大きなアールをつけた引き出し扉のベースキャビネット。
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オールステンレスのコンパクトに凝縮したキッチンユニット。 フル装備の機器類もすべてステンレス仕上げ。 |
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ARCA | ||
1800角のステンレスユニットとウオール収納のキャビネットで構成したユニークデザインのキッチン。 | ||
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このメーカーもステンレスの専業だそうだが、シャープなデザインに好感が持てる。
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ナチュラルウッドの15ミリ厚のテーブルがスライドしてシンクとクックトップのステンレス部分を覆う。日本では消防法違反となってしまう。
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今年の新製品に共通するデザインコンセプトは、 1:ステンレスの多用 2:コンパクト 3:フリースタンディング 4:ミニマルデザイン 5:ステンレスと木材やメラミン化粧板とのコンビネーション |
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ACHEO | ACHEOのホームページは只今工事中とのこと | |
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もう一つの共通するコンセプトが、巨大なアイランドキッチン。 私がかねがね提案してきている「コミュニケーションキッチン」の、具体的形態表現でもある。 |
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第一報は取りあえず、会場の雰囲気をお伝えする最新モデルのいくつかをご覧いただきました。 掲載写真はすべて、プレスセンターの許可を得て黒田が撮影したものです。 |
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おすすめサイト>キッチンのプロ向け情報サイト>MILANO
SALONE もご覧ください。 |
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(C)Apr.2002 Copyright HIDEWO KURODA
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