ジャパンホームショー2003 視察報告
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国内家庭用キッチンのレンジフードシェアの70%を持つという富士工業が、イタリアのレンジフードメーカーelica社と合弁で作った会社が、今年のジャパンホームショーでひときわ目立った「ARIAFINA・アリアフィーナ」の展示ブース。 | ||
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ちょうど一年前の2002年11月にスタートしたこの会社は、4タイプのイタリアンスタイルのレンジフードを販売してきたが、今回新たにこの角形のレンジフードと、下の写真のデザインの2機種を発表した。 イタリア生まれのハイセンスなデザインと、国内レンジフードニーズを十分に把握してきた富士工業の排気技術とが合体し、性能的にもデザイン的にも優れた商品が提供されるようになったことは、大変喜ばしいことである。 |
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曲加工したガラス板とステンレスを組み合わせた、とてもオシャレなレンジフード。ヨーロッパデザインのレンジフードはデザインは良いが性能がイマイチというのが、今までの評価だったのが、両者の技術合体は非常に魅力的な商品を世に送りだしたといえる。オープンキッチンが主流になりつつある日本のキッチンマーケットに欠かせない商品となるであろう。 | ||
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輸入キッチン機器の老舗「ツナシマ商事」の展示ブースでは、「ASKO」の食器洗い機やドラム洗濯機、「Magic
Chef」のガスレンジ等が展示され、来場者の関心を呼んでいた。 |
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もう一社、レンジフードメーカーとして出展しているのが、岐阜に本社のあるヤマゼンの「Cook Hoodle クックフードル」 | ||
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私の認識不足を少し反省しなければならないと思ったのが、このメーカーのレンジフード。ここも外形のステンレスフード部分は輸入部品だが、ファンやグリスフィルター等の主要部品はオリジナルの国産。 右の写真が、新製品のアイランドキッチン用の「薄型センターフード」で、山形になったグリスフィルターで、グリスを一ケ所に集めるパテントが駆使されている。またエアカーテンの空気でフードからの排気漏れを少なくできるため、目障りな壁を立てなくても、排気がスムーズに行える。アイランド用の魅力的なレンジフードが見つからなかったユーザーにとっても朗報である。デザイン・機能両面をまとめた技術力は見上げた力だと思う。 他に、高層マンション用強制給排気方式のレンジフードもある。 |
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IHクッキングヒーターは無駄な熱を回りに放出しないため、上昇気流が少なく、従来方式のレンジフードでは排気能力が劣るということで、各メーカーが特殊な形状の専用レンジフードを発売しているが、どれをとってもデザイン的には今一つというのが実感であった。
このクックフードルの新製品「還流式レンジフード」は壁面に沿って下に流れる清暖気流と前面から下りるエアカーテンが、IHからの上昇気流を補って、スムーズに排気してくれる。これならオープンキッチンでも問題なく採用できる。 この商品を製作しているヤマゼンは、日本のシステムキッチン業界の中では草分け的存在の会社でもある。 今も、ドイツNobilia社のシステムキッチンの輸入販売を手がけている。 |
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如何でしたか?ページの都合で、今回の展示会のすべてはお伝えできませんでしたが、新しいレンジフードの動きは、これからのキッチンデザインに大きく影響してくれそうな予感がします。
いろいろなレンジフードメーカーが、オリジナリティの高い性能的にも機能的にも優れ、安全でユニークなデザインのレンジフード開発に励んでくれることを期待したいと思います。 |
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(C)Nov.2003 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN
SYSTEM LABORATORY INC.
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