キッチン/輸入システムキッチン

キッチントレンドをリードする ユーロクッチーナ最新レポート3(3ページ目)

現地からの2報に続いて、最新キッチンデザインのトレンドがわかる29社のコンセプトモデルをピックアップしました。

執筆者:黒田 秀雄

 
MILANO EURO CUCINA REPORT 2004 Vol.3-3
 

R1920
Riva Industria Mobill spaがこの家具メーカーの正式名称。無垢のウオールナットを使ったコンパクトなコンセプトキッチンが目を引く。ラウンド型のステンレスシンクもユニークなデザイン。
 

Salvarani
昭和50年代初期に岡村製作所がイタリアから最初に輸入を始めたのがこのメーカー。一時経営危機もあったようだが、今では完全復活し、イタリアキッチン業界の中でも重要な位置を占めている。

SANTOS
スペインのキッチンメーカー。しっかりとした造りとデザインのこのメーカーは好印象がもたれる。

Schiffini
イタリアキッチンデザインの最先端をゆくこのメーカーの新作は兎に角話題が多い。扉やワークトップのディテールデザインも際立っている。日本ではカッシーナ-IXC.が輸入発売元となっている。

SCIC
オールステンレスのキッチンとグリーンのコントラストが目を引く。

SieMatic
ユーロクッチーナでは新作は発表されないと聞いていたのだが、このメーカーからも4タイプのニューモデルが登場した。特にこのウォールナットをふんだんに使ったシステムは、今回の展示の中でも最も美しい木材の使い方をしていると思った。
レンジはやはり電気とガスのコンビネーション。シンクの前は大きな引戸の奥行き15センチたらずの収納ユニット。シンクにはトップと同材(ライムストーン)のフタがセットされるがチョット重い・・・。
 

Snaidero
奇抜なデザインのキッチンを発表し続ける姿勢は見上げたものだが、コンセプトモデルで終わってしまうものが多いのは何処の国でも同じ。

TONCELLI
記載されたアドレスでは、このサイトは残念ですが現在開かないのでご了解ください。
このメーカーのコンセプトモデルにも品質とデザインレベルの高さで定評がある。

XERA
オールステンレスのデスクタイプキッチンの代表例。アイランドデスクだけではキッチンにならないため、周辺の収納システムや機器システムとどのように空間構成するかがこのキッチンを成功させる秘訣でもある。
今後日本のキッチンメーカーからも同じような発想のキッチンが供給されるようになると思われるが、日本のキッチン空間の大きな変換があって始めて成立する考え方でもある。

Zeyko
allmilmoのグループ企業となったZeykoも、ようやくこの企業らしいデザインの主張を再び始めたことは非常に期待できる。日本では大阪のクッキングプラザが輸入発売元。

3ページにわたって、ユーロクッチーナ2004 出展120社の中から、これからのキッチンデザインを方向づけると思われる29のメーカーをピックアップしました。これ以外にもまだまだ面白いキッチンも提案されていましたが、大きなトレンドは把握いただけたものと思います。
 
ユーロクッチーナ2002の報告や、ケルン国際家具見本市 imm cuisinale 2003の報告などと合わせてご覧いただけると、キッチンデザインの変化がご理解いただけます。

■「キッチン・掲示板」では、キッチンに関する様々なご質問にお答えしています。
新築やリフォームの時、キッチンのことでわからないことがあったら、
この掲示板をご利用ください。

掲示板への書込みはこちらからどうぞ!

匿名で優良会社にリフォーム相談!

ホームプロでリフォーム会社を探す

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます