キッチン/オーダーキッチン

こだわりのキッチンづくりセミナー Vol.1 キッチンづくりの第一歩は?(2ページ目)

キッチンプランのタイプとレイアウトを、自分の住まいの与条件とライフスタイルに合わせて決めることから理想のキッチンが生まれます。

執筆者:黒田 秀雄

こだわりのキッチンづくりセミナー Vol.1
タイプ選びはキッチンづくりの第一歩
 

■キッチンプランのタイプが決まったら、次のステップではレイアウトを決めます。
レイアウトの基本形は下図のようになります。このイラストは右流れの動線となっており、左端の食材保存のパントリースペースから始まって調理作業の流れを簡略に表現したものです。
勝手口の位置やダイニングスペースとのつながりや、集合住宅の場合は給排水や排気の位置制限から、必ずしも右流れ動線になるわけではありません。
右利きのユーザーにとってはやはり右流れのほうが使いやすいというのが一般解です。
 
各スペースに要求される寸法は上図の通りです。右端の食器棚と配膳台を除く最小合計寸法は3000mm、最大合計寸法は6600mmとなります。
自分のライフスタイルによってこの寸法が微妙に変わってくるわけです。
ここで重要なことは、I字型のレイアウトは横移動の距離が長くなり過ぎ作業に疲れてしまいます。作業面積の確保と作業動線の短縮という二つの相反する問題解決のために、キッチンにはいろいろなレイアウトが準備されているわけです。
 

このように、I字型はせいぜい2間間口(約3000mm~3600mm)までのキッチンに利用されるレイアウトであることがお分かりいただけるかと思います。並列設置のオレンジ色の部分は配膳台や家電品置場(炊飯器、ジャーポット、オーブントースター、電子レンジなど)として活用できるカップボードを表しています。
 
I字型レイアウトをオープンに使う場合は、このようなアイランドカウンター(黄色)を用意することによって、キッチン作業面積の狭さをカバーすることが可能となります。

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