トーヨーキッチンから2006年度新製品の発表
ISOLA type2
トーヨーキッチン2006年の新製品発表会が5月18日スタジオ南青山で開催されました。新作のISOLA type2はキッチンデザイン のコンセプトを『塊(かたまり)』としてとらえたもので、オープンスタイルのトレンディーなキッチンに今までにない強い存在感を発します。
造形的にも45度の面取りや留継ぎを随所に凝らし、塊デザインを強調しています。
寸法バリエーションは2,300間口と2,600間口の2種類だけに絞り、レンジフードと一体になった税別価格で1,385,000円(ラミネートとコクタン)と1,685,000円(鏡面塗装)の2種類だけという徹底ぶりです(加熱機器、食器洗い機、キッチン水栓は含みません)。
リビング側からの姿もすっきり美しく仕上げられています。
奥行寸法は900mm。
レンジフードが一体となったユニークなキッチンスタイルですが、このキッチンの美しさのバランスは全体のフォルムを黄金分割によって構成しているからにほかなりません。どの角度から見てもバランスの良いISOLA type2の隠されたデザイン処理といえます。
黄金比の1:1.618という比率は、古くから人類が自然界から学んだ最高のバランス比率です。丁度2006年2月17日発行キッチンのメルマガでも黄金比について探求したアメリカの宇宙物理学者マリオ・リヴィオ著「黄金比はすべてを美しくするか」をご紹介したことがあります。
2段全面引出しの収納システムは、かがまずに中身が取り出せる使いやすさと収納量の大幅アップを狙ってキッチンメーカー各社から出揃った観があります。
この次の課題は、調理道具やカトラリー等の収納物を横にガタつかせずにライフスタイルに合わせて上手く分別整理でき、より高密度な収納ができる方法の開発にかかっているように思います。各引出しの手入れのしやすさ、照明や殺菌、防カビ、防虫などクリーンなキッチンづくりの技術開発、エコロジカルな厨芥処理もこの「塊」の中でぜひとも解決してもらいたい要素です。
キッチン側トップ面の面取りのディテールとシンプルな引出しハンドル。
巾木を奥に引っ込ませて、「塊」の浮遊感を強調している。
クックトップはこの写真のようにドイツGaggenauなどの輸入機器や、ナショナル「うす型フラットIH」やリンナイの「ドロップインコンロ」など一部の国産機器を組込むこともできる。(魚焼器付き前面操作のクックトップや輸入クックトップのフライヤー等トップ厚100mm以上の機器は原則納められません)
ISOLA type2の特徴は、レンジフードと一体化されたデザインにあります。メンテナンスが容易になったフードカバーは鏡面仕上げです。上部に排気ファンが仕込まれ、床面からファンボックスの上端まで2,250mmあります。
ステンレスの高度な加工技術を駆使してつくられた面取りは、ワークトップとカトラリーフックのあるサイドパネルを45度の留継ぎで構成しているユニークな造形です。
■トーヨーキッチンの公式サイトもご覧ください。
キッチンに関わる様々な情報を発信しています。
こちらから登録できますので、よろしく!
■ 「キッチン・掲示板」では ■
キッチンに関する様々なご質問にお答えしています。
新築やリフォームの時、
キッチンのことでわからないことがあったら、
キッチン掲示板をご利用ください。
掲示板への書込みはこちらからどうぞ!
(C)May. 2006 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.