キッチン/キッチン選びの基礎知識

キッチンづくりお役立ち情報-1(2ページ目)

キッチンづくりの基本となる「高さ」は、どうやって決めればよいのか詳しくご説明します。

執筆者:黒田 秀雄

キッチンづくりお役立ち情報-1
キッチンの高さ寸法は、どう決めるの?
2-次は,コンロの高さと吊り戸棚の高さを決めましょう!


■STEP:3 次に決めるのはコンロの高さです。
ガスコンロはゴトクの高さが35~45mm位あります。また鍋やフライパンはワークトップより少し低いめの高さが腕が疲れにくいため、D寸法はワークトップより100~150mm位下げるほうが使い易くなります。
但しシンク・ワークトップ・コンロが連続するカウンターの場合は、段差がつくことになるので、コンロとシンクが別にレイアウトされる並列キッチンやアイランドキッチンなどでおすすめのトップ高さ違いのキッチンとなります。
IHクッカーの場合はトップ面の厚みがほとんどありませんから、ワークトップと同一レベルにしても、一体感があって美しくまとめることができます。

C:最適なワークトップの高さ(mm)
D:ガスクッカーのおすすめ高さ
C:IHクッカーのおすすめ高さ
740
600~650
750
770
650~700
750
800
700~750
800
830
700~750
850
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700~750
850
890
750~800
900
920
800~850
900
950
800~850
950
980
850~900
950
1010
850~900
1000

■STEP:4 コンロの高さに関係するのがレンジフードの高さH寸法です。
コンロのトップ面から800mm以上~1000mm以下という寸法が、消防法と建築基準法で決められています。コンロの前面までを覆うレンジフードの奥行寸法(L寸法)とも関係しますが、身長に対してレンジフードの高さが低すぎると調理作業中にオデコが当たることがあるので要注意です。

■STEP:5 実際に使える吊り戸棚の高さE寸法は、原則として1800mm以下に設定しましょう。
身長が高い方なら2000mm位まで手は届きますが、1800mm高さ以上の収納は脚立を使う必要がありますから、日常使用する食器や調理道具の収納は避けるべきでしょう。
ワークトップから吊り度棚の下端までの寸法(I寸法)は、原則として400mmとします。また吊り戸棚の奥行寸法(M寸法&O寸法)は、食器や調理道具を収納できる内法有効寸法300mmを確保する必要があります。


(C)Jan. 2008 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.
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