アーティスティックな生活を　シボネ青山(2ページ目)

個性ある空間を作り出すには？

店内に入ってすぐのディスプレイコーナー。さりげないコーディネートは見習いたい。写真提供：シボネ

意外に見落としがちかもしれないのですが、入口そばのディスプレイは、メインのフロアに降りて振り返ると、視点が変わってまた違う楽しみ方ができます。

壁面にはアンディ・ウォーホルのポスターなどが飾られていて（結構な頻度で取り替えられているみたい）、これが空間の印象を決定づけています。ポスターひとつで空間は変わるものです。このテクニックは是非とも取り入れたいですね。

シボネが取り扱う家具は、シンプルな中にも主張のあるものが多いです。あんまり個性的すぎると困るけど、当たり前すぎるのも嫌という人にオススメ。シンプルな家具にシボネの小物を合わせれば、モダンな空間のできあがり（って、センスのいい空間づくりはそんなに簡単なものでもないですが）。

ちょっと大きめサイズで、見た瞬間「お月様！」と思ってしまう照明。和風の空間でも使えるし、モダンな部屋にも合う優れもの。写真提供：シボネ

ウッドブラインドも置いてあって、コンクリートの壁にすごくマッチしていました。今このゾーンに行くと、大きなお月様のような照明があって目を奪われますよ。プラスチック素材をちょっと太めの糸のようにして、ぐるぐる巻いて球体を作っていますから、軽いです。直径50cmなら7万8,750円、80cmなら12万6,000円、110cmの特大サイズは18万9,000円です。

小物アイテムとしては、香りのよいソープ、キャンドルなども。

ファッションや音楽とインテリアのリミックススタイル

シボネセレクトのファッションアイテムは、個性的で斬新。写真提供：シボネ

シボネでは、最先端のデザインとアートを同じ空間で楽しんだり、インテリアと音楽をコーディネートしたり、ひとつのジャンルや国にこだわらず、いろいろなテイストをリミックスした独自のスタイルを展開しています。

シボネのアイテムの一つ一つには、世界観というか、きちんとしたメッセージがあって、ショップのスタッフが楽しみながら選んで紹介しているんだというのが伝わってきます。

ここに来ると、アートのある暮らしって難しくないのかもしれない、と思います。自分がいいと思うものを、納得しながら選び取ること、なによりそのプロダクトを気持ちが動かされるままに「好きになる」ことを続けていけば、次第にシボネのような「自分らしさ」が出てくるんだろうな、と。だから、もうちょっとアートを積極的に楽しんでみようかという気持ちになるのです。

さて、そんな気持ちが盛り上がってきたら是非行ってみたいのが、できたばかりのギャラリースペース。次のページでは、第1回目のエキシビションの様子をご紹介しましょう。