カーテン・ブラインド/カーテン・ブラインドの選び方

ショップに相談! 失敗しない窓まわり(1)(2ページ目)

インテリアにこだわる人なら、窓周りをどうやってまとめるかに頭を悩ませたことがきっとあるはず。面積が大きいだけに、失敗したらと思うと冒険できない。そんなときはインテリアショップに相談を。

くろだ あきこ

執筆者:くろだ あきこ

インテリアショップガイド

魅惑のハンターダグラス

画像の代替テキスト
和風の部屋にも馴染むシェード(写真提供:ハンターダグラス)
絵になる窓辺を作るときにお薦めしたいのが、ハンターダグラス。海外メーカーでありながら、ハンターダグラスのシェードを通した光は障子のそれにも似ていて、和のお部屋にも、洋のお部屋にも合わせられます。ハンターダグラスは窓からの光をインテリアの一部として捉え、その光をコントロールしてお部屋を演出することを提案しています。

中でも「セレネット・バーチカルズ」という商品は、シェードの中に空気層があって、断熱性もぐーんとアップ。通常のバーチカルと比べて、20%くらい断熱効果がアップ。見た目も良くて、機能的。これ以外の選択肢はないだろう、というくらいに気に入っていました。(そのほか、デュエット・シェードという製品にも空気層があり、断熱性が高いです)。

セレネット・バーチカルズのベインを開いたところと閉じたところ
左:セレネット・バーチカルズのベインを閉じた様子(昼) 右:ベインを開いた様子(夜) (写真提供:ハンターダグラス)

「セレネット・バーチカルズ」は、天井から床までの高さがある幅10cm程度の「ベイン」と呼ばれるパーツを横に並べてカーテン状にしたものです。縦の印象が強いので「垂直」を意味する「バーチカル」の名がついています(縦型のブラインドは総称で「バーチカルブラインド」と言います)。このベインの中にはプラスチックの筒が入っていて、それを布地が取り囲むようになっています。断面は先の尖った楕円のような形状をしていて、中に空気層ができるのです。

水平なラインが美しいシルエット・シェード
水平なラインが美しいシルエット・シェード
「シルエット・シェード」の印象は水平で、セレネットに比べると柔らかな印象。ブラインドの全面と背面に薄い布が張ってあるような感じで、全て布でできています。こちらは羽を閉じた状態で、紫外線を99%カット。開いた状態でも、63%の紫外線をカットするという機能があります。

どちらも遮光性能をもったタイプがありますが、寝室でない場所に設置するなら、光をある程度透過するタイプの方が断然きれい。

ブラインドやシェードは、窓のサイズに注意!

さて、ショップに問い合わせる前に、ハンターダグラスのサイズ表を手に入れることができました。お目当てはセレネット・バーチカルズ。うちのサイズは…と見てみると。なんと、ありません!

設置のための器具が必要になるブラインドやシェードの場合、最小幅というのがあるんです。たとえば5cm幅の隙間に掛かっているブラインドなんかは既製品としてはあり得ないサイズ。我が家の窓の大きさだと、あとちょっとのところでカタログには載っていないのです。ショック!

ちなみにブラインドの場合、幅だけでなく、窓の高さも問題になることがあります。ブラインドを上げると、ブラインドの羽が畳まれるときの高さ「畳み代(たたみしろ)」が気になるケースがありますし(ウッドブラインドは特にこの畳み代が大きい)、また、シェードやロールカーテンの場合、カーテン部分を軸に巻き付けて収納するタイプであれば、あまり高い(長い)ものは巻き付けきれないので、高さに制限をうける場合があります。気をつけましょう。

さて、憧れのセレネット・バーチカルズは導入不可。あまりのショックに、しばらく窓には何もないまま過ごしていましたが、西向きの我が家、夏になれば灼熱地獄です。暑さに耐えきれず、やむなくカーテンを探すことにしたのですが、そこで一つの疑問が。インテリアショップでカーテンだけって頼めるんでしょうか。やっぱり専門店に?
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