写真の「印刷」と「引き伸ばし」の違い
デジタルカメラの画像データをパソコンのプリンタで印刷した写真を見たときに、昔のフィルムカメラで撮った写真に比べると、質感に多少違和感を覚えたことはありませんか?
フィルムカメラで撮影した焼き付け・引き延ばしした写真と家庭用プリンタで印刷した写真を比べると、質感に違いが…。 |
その一因には、写真の「プリンタによる印刷」と「焼き付け・引き伸ばし」の違いがあります。
確かに今のパソコンのプリンタなどで印刷した写真の描写は細かくなってはいるものの、フィルムカメラを焼き付け・引き伸ばしをしたときの「紙焼き」と比べると、見た目も質も異なります。
パソコン用やデジタルカメラ用のプリンタからの印刷と、昔の紙焼き、どちらが良いとは一概には言えませんが、このように質感などに違いがあることは確かです。
今やフィルムカメラからデジタルカメラの時代に変わってしまいましたが、デジタルカメラはその名のとおり、「カメラ」ですから、デジカメで撮った画像をモニタの中だけで見るのではなく、当然、昔の紙焼き写真のような写真やアルバムを作りたい、残したい、と思う人は多いはずです。
デジカメデータも引き伸ばし?
昔の引き伸ばしの紙焼きでは、いわゆる「銀塩」が用いられていました。
フィルムの感光剤として「銀の塩化物」を使って、専用の印画紙に焼き付ける方法です。
この銀塩の使用が、印刷結果に意外と大きく影響するのですが、現在の一般的なプリンタでは、銀塩プリントはできません。
しかしながら、今のデジカメデータでも、銀塩を使ったプリントをすれば、昔のフィルムカメラの焼き付け・引き伸ばしのような質感の紙焼きが得られます。
DPEでもそのように仕上げられますが、インターネット経由で「銀塩」を使った「紙焼き」をプリント注文できるサービスもあります。そちらを使うと、家庭用プリンタとは一味違った印刷結果が得られます。
写真集もお手軽銀塩印刷
現在、デジカメデータを写真集にするサービスは結構盛り上がっていて、各社力を入れているサービスとなっています。
そうしたサービスの中でも、ネットでも銀塩写真のアルバムを注文できるのが、MyAlbum(マイアルバム)株式会社の運営している「P-Book(ピーブック)」という写真集作成サービスです。
MyAlbum株式会社では「DPE宅配便」というデジタルカメラのプリントサービスを広く展開しており、フジカラー純正印画紙を使用し、銀塩を使ったプリントを特徴としているのですが、P-Bookは、この銀塩を使った印画紙を元に、綺麗な写真集やアルバムを簡単に作成できるものとなっています。
私がP-Bookを「おもしろいな」と思ったのは、写真集を見開きで印刷してくれるところです。多くの写真集作成サービスの場合、制作過程の利便性から、ページをまたがった印刷ができなかったり、また、ページ全面の印刷ができなかったりするのですが、このP-Bookは、ページの全面印刷も、見開き印刷も可能なんですね。
リング型のアルバムもいいですが、切れ目のない見開きページのアルバムは見た目にインパクトがあります。 |
かっこ良く撮った写真は、かっこ良く残したい、かっこ良い写真集にしたいと思いますが、そう言った写真が、ページ全面、特に見開き全面で印刷されていますと、プロの写真集みたいで「おおっ」となります。
表・裏表紙も見開きで作成できます。 |
このP-Bookには、レイアウトや編集が簡単にできるソフトが用意されています。