北欧デザインと和室のミックススタイル
今月19日にオープンするIKEA新三郷では「もっと和室を自由に、そして日常的に使おう!」と提案しています。かなりクラシカルな一軒家の6畳間と8畳間が、IKEAのホームファニッシングで生き生きとした現代的な住まいに早変わり。私たちが持つ「和室」の固定概念を打ち破る、IKEA新三郷の和室コーディネート。台東区の登録文化財でもある市田邸を使ってのイベントです。実際に人が住んでいらっしゃるので、期間中はIKEAのホームファニッシングスペースのみを公開 |
IKEA新三郷のルームセット&ホームセット責任者でもある、インテリアデザイナーのウィリアム・ウォンさんによれば、今回のコーディネートのテーマは「北欧デザインと和室との融合」。日本の建築も素材感を大切にしますが、IKEAのスカンジナビアンデザインの家具も素材を生かしたナチュラルな雰囲気のものが多く、相性がいいんです。だから、このイベントに使う家具のデザインは、直線的でシンプルなものが選ばれているそうです。
布問屋を営まれていた方のご自宅だったそうで、この建物自体も魅力的。普段の様子を知る方は「こんなにイメージが変わるなんて信じられない!」と驚きを隠せない様子でした |
基本的な家具がシンプルなぶん、北欧のテキスタイルは植物などをモチーフとした曲線的なデザインが好まれます。家具はあくまでもシンプルにまとめて、ファブリック類で彩りを添えるという感じ。そんな家具とデザインのバランスの良さが、北欧インテリアの特徴です。
植物をモチーフとしているのにはもうひとつ理由があって、この住宅は庭の雰囲気がとても良いので、それをインテリアに取り込むという意図があります。家の中だけで完結するのではなく、外部も含めた空間作りをしているんですよ。
さて、このお部屋は大小二つの和室をつなげて使っています。お部屋を広く見せながら、しかし適度に区切るワザとは。