|
パリのマレ地区にあるデザイナーズホテル「Hotel duo」のロビー |
パリのプチホテル「Hotel duo」
パリの中でも、今一番のホットなエリアと言われるマレ地区、おしゃれなショップが並ぶ一角にこのホテル「Hotel Duo ホテル・デュオ」はあります。1918年から現在に至るまで、同じ家族が経営する伝統的なプチホテルです。そのホテルが建築家ジャン=フィリップ・ニュエル氏の内装デザインにより、洗練された全58の客室をもつデザインホテルに生まれ変わりました。
|
Hotel Duoの外観 |
マレ地区を歩き回り、疲れた身体と水分補給にたどり着いたのがこの「Hotel Duo ホテル デュオ」のラウンジ。ホテル内には人影もなくホテルの関係者まで誰もいない。オーダーしたいのだが、待たされること数十分。ゆっくりソファに腰掛け、小じゃれたインテリアについ心をひかれ、パチリパチリと写真三昧。細身の係が現れたのは隣接するジムの裏口からでした。その謎は、時間が少し半端な夕暮れ時のため、そんなのんびり加減は海外のプチホテルではよくあること。そんなデザイナーズホテルのラウンジをインテリアウオッチングしました。それぞれキーワードの窓を載せましたのでお楽しみください。
なんてたって主役はイエローグリーン!
シーンと静まりかえった誰もいないホテルのラウンジ。人影のないフロントの前を通り過ぎ、モダンな空間に吸い込まれるように奥に進んでいくと、写真のようなビビットなイエローグリーンのアームチェアがいくつも並び、目に色彩が飛び込んできます。シャープで都会的な内装は、街の雑踏と喧噪とはほど遠く、もちろん建物の外観からは予想がつかないモダンな空間になっています。
自然をインスパイアしたモチーフのシェードが揺れる!
ダーク色のウッド空間に鮮やかな彩度のあるイエローグリーンのアームソファ、コンテンポラリーモダンともいえる空間に、自然からインスパイアしたモチーフのランプシェードが印象的です。このシェードは今流行のビッグサイズなもの、ラウンジ空間にポッカリ、ポッカリといくつも浮いて見えるのは、コーディネートの巧みさと同時に、心が和みます。
次ページは
「縦縞(ストライプ)&千鳥格子(ハウンド・トゥース・チェック)/ミックス感の巧みさ!」>に続きます。