インテリアコーディネート/海外のインテリアコーディネート実例

素朴なカゴ細工の歴史が語るin Sardinia.1(2ページ目)

12世紀に建てられたという古城にあるカゴ細工の工芸品のミュージアムからデザインの原点をさぐります。

菅野 民子

菅野 民子

インテリアスタイル実例 ガイド

二級建築士

住宅設計・インテリアに携わりウ~ン10年、プロ体験に基づくさまざまな知識がいっぱい!なんだかんだと言っても根底はインテリアのことを考えるのが大好きです。

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要塞の中は、時代を超えたミュージアム!

まるで洞窟を探検するように恐る恐る漆喰の壁に囲まれた空間に足を踏み入れると、ところどころに壁から岩が室内にはみ出していたりします。ガラスのケースの中の時代を超えた工芸品に目を奪われてしまいますが、周りを見るとケースの中に充てた照明、自然光を取りいれた明かりを上手く調整した展示空間になっています。


2階の展示場の入り口です。漆喰で囲まれた通路の壁は、何世紀も前の石の半アーチに付けられたガラス窓、垂直ではないニッチに赤い消化器など、まるで現代アートを見てるようです。


歴史が息づく石積みをそのまま使って!


12世紀の要塞都市の石積みがそのままミュージアムの内壁になっています。幾つかの部屋に分かれた展示室は、歴史がそのまま息づき、葦で編まれたさまざまなカゴの民芸品のコレクションをリアルティのあるものにしています。


次ページは「生活を彩る伝統のカゴ編み」に続きます。
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