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時を超えて!オリエンタル・ブルーの魅力

17世紀に珍重された東洋磁器の繊細なブルーが、そのオリエンタル文化の様式と西洋の文化とあいまって、新しい世界観を、静かなオリエンタルブルーがいきいきと甦ってきています。

菅野 民子

菅野 民子

インテリアスタイル実例 ガイド

二級建築士

住宅設計・インテリアに携わりウ~ン10年、プロ体験に基づくさまざまな知識がいっぱい!なんだかんだと言っても根底はインテリアのことを考えるのが大好きです。

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2010年春のインテリア・ポイントビュー Vol.3

ちょっと早いのですが、2010年の前半、春からのインテリアはどのように変わっていくのでしょうか!2010年春からのインテリアトレンドを分析,4つのカラーのカテゴリーに分けて紹介します。第3回目のポイントビューは「時を超えて!オリエンタル・ブルー」です。

=INDEX=
■Vol.1:CORAIL ET PISTACHE(コライユ・エ・ビスタッシュ)
■Vol.2:RUSTIC MONOTONE(ラスティック・モノトーン)
■Vol.3:ORIENTAL BLUE(オリエンタル・ブルー)
■Vol.4:GRAPHIC YELLOW(グラフィック・イエロー)




 

Vol.3 ORIENTAL BLUE(オリエンタル・ブルー)

ヨーロッパのあこがれのオリエンタルスタイル、東洋のブルーは珍重され現代のインテリアに生かされています。
17世紀のヨーロッパでは、白地(白磁)に赤や青で彩色された美しい陶器は、「白い金」と呼ばれ珍重されていました。その当時から、景徳鎮や伊万里といった、東洋磁器のような繊細なブルーはコーディネーションのアクセント的なカラーとして使われていました。それは、世界各地で重用されていた時代の記憶を想像させる深い色であり、現在ではさまざまなモチーフやプロダクトに変換されることで、新しい世界観を作りだしています。今また、オリエンタル・ブルーは時を超えて引きつけられるカラーとなっています。



次ページは「2010春夏のインテリアポイントキーワード」に続きます。
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