さまざまな製品が多く出回ってきていますが、国産と輸入品では、特徴、素材や性能、メンテナンスなど違う点もあります。ここでは、窓やドアをみていきましょう。
輸入窓で代表的なのは、木製
輸入の木製窓の樹種は、パイン、米マツなどが用いられていて、塗装を済ませたものと未塗装の製品があります。工場で塗装されたものは現場でも塗装に比べて精度が高いですが、インテリアや外装材にあわせて色を決めたいなどの希望があれば、未塗装を選びコーディネートするといいでしょう。また、木製サッシには純粋な木製のほか、アルミクラッドという木製窓の外側をアルミで被覆した製品もあります。北欧からの輸入品には木製が多く、北米からはアルミクラッドが多いようです。
木製サッシの性能面での魅力も忘れてはいけません。木は、伝導率がアルミなどの金属に比べて低いため断熱性能に優れています。また、ガラスは通常、2重ガラスや3重ガラスを用いていて、そのガラスの間には空気やガスが充填されているので、より熱伝導率を低く抑ることができるのです。また、輸入のサッシは窓枠と一体なので気密性もあります。
■木製サッシのメンテナンス
[注意]ガラスが割れた場合は、ガラスだけの交換ではなくガラス戸ごとの交換になるのが普通です。日本に在庫があれば問題ないのですが、取り寄せになると時間がかかることがあります。購入の際には、アフターメンテナンスについての確認が重要です。
【豆知識】 網戸と雨戸はどうなる?
網戸は、窓の形によって室内側についていたり、屋外側に付いていたりさまざま。ロールスクリーンのようなものや折りたたまれて収納できるもあります。多くの場合はオプションなので、必要な場合は、選んだ窓にはどのような形状の網戸がつくのか、見た目だけでなく操作性も確認しましょう。もちろん価格のチェックも忘れないように。また、欧米では、普通は雨戸を取り付けません。メーカーによっては取り付けが可能な場合もあるようですが、デザインが限られます。環境的に雨戸が必要な場合や防犯上設置したい場合は、プランニング時に相談しましょう。
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