建物とエクステリアのトータルコーディネートを忘れずに
平均でも168.5万円というお金をかけるエクステリアプラン。けれど、キッチンやバスルームに比べて、こだわり度合い(指定度合い)が低くなっているというデータもあります。水まわりのショールームに比べて、エクステリア商品を比較検討できる場所が少ないということもあるかもしれません。けれど、住まいのイメージを決める重要なものですから、早めにプランニングをすることが大切です。なぜなら、エクステリア(外構)プランは単独で考えるものではないからです。敷地全体、建物の外観、門扉やフェンス、カーポート、ガーデンデザインなど全てとコーディネートされてこそ、美しくまとまった住まいとなるのです。
たとえば、「外壁材と塀に同じ素材を用いてみる」「窓枠と門扉・フェンスの色味を統一してみる」「ベランダとウッドデッキのデザインを揃えてみる」といった考え方もあるでしょう。また、室外と室内とのつながりなどプラン的なコーディネートも重要ですから、「ウッドデッキをリビングの延長として配してみる」「キッチンからカーポートへすぐに出られるようにする」「リビングのソファから庭の花壇を眺められるようにする」など暮らし方に合わせてプランニングするのもいいでしょう。駐車スペースは、安全に駐車することができるか、道路との関連も忘れずに。外まわりも建物の間取りと同じように、デザインや動線をトータルに考えることが大切なのです。
建物本体と同時に、早めのプランニングを
エクステリアのプランニングは、早め早めに… |
住宅展示場やモデルハウスでは、エクステリアはあまり提案されていませんから、外構プランはイメージしにくいかもしれません。そんな時は、お気に入りの住宅街を散歩してみることをオススメします。家族みんなで歩いてみて、好みの家を探しあうというのもひとつの方法だと思います。どこが気に入ったのか、アプローチなのか、植栽なのか、庭づくりなのか、具体的なお気に入りを言葉にしてみると、自分たちのこだわりのポイントがみえてくると思いますよ。
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