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みんなどうしている?先輩達の外壁材選び(2ページ目)

外壁(装)材は、住まいの印象を左右するアイテムであると同時に、性能面も検討しなければならない大切な素材。今回は調査データから先輩達の外壁材選びをみていきます。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

ホワイト系&ベージュ系が人気に

自然の風合いが魅力のタイル素材。ベルニューズ  奏土(そうど) ブリックタイプ【INAX】
先輩達が選んだ外壁(装)材の色は、ホワイト系27.3%、ベージュ系は27.4%とほぼ同じぐらい。とはいえ、ベージュ系が減少傾向なのに対して、ホワイト系は増加傾向です。次いでブラウン系が21.7%となっています。強く印象的な色味よりも、明るく自然な雰囲気、周囲にも溶け込みやすく、シンプルで明るい外観が好まれている、ということかもしれませんね。

面積が大きい外壁(装)材の色選びには注意が必要です。小さなサンプルでは全体像がつかみにくく、後で「こんな色ではなかったはず……イメージが違う!」ということも起こりがちです。カタログや色見本だけでなく、できればショールームに展示してある大きなサンプルで確認するようにしましょう。また、住宅展示場で流行のデザインや人気の色を確認するのもひとつの方法。気に入った素材が用いられているのであれば、メーカー名や商品名を聞いておきましょう。新しい分譲住宅の見学も、最近の傾向や素材のイメージを理解するのに役立つでしょう。

最近では、外壁(装)材の色やデザインのシミュレーションができるメーカーサイトも増えてきています。積極的に利用して、立体的なイメージを確認してみてはどうでしょうか。

■新居の外壁の色
ベージュ系、ホワイト系が人気。


メンテナンス方法や費用も確認して

最近は、軽量化することで躯体への負担を低減したり、施工を容易にするなど、リフォーム向けに開発された商品も増えてきた。住宅外壁リフォーム『リタイル』小波(こなみ)【INAX】
外壁(装)材選びの決め手は何かという問いに対して先輩達の答えをみてみると、実は「施工会社の薦め」というのが一番(26.5%)の理由。次いで「デザインが気に入ったから」「色が気に入ったから」「防汚性に優れている」「予算内でおさまったから」などが続いています。もちろんこれらのポイントも重要ですが、忘れずに確認しておきたいのは、日々のお手入れ方法や定期的な点検方法、メンテナンス費用など。

家づくりのすべてに言えることですが、住まいは「出来上がって終わり」ではありません。必ずメンテナンスや修理、リフォームが必要になってきます。特に外まわりの屋根や外壁は、太陽や雨風にさらされるため、メンテナンスには充分な配慮が必要です。もちろん予算の問題もありますが、目の前の価格だけではなく、長期的な視野で選ぶことを忘れずに。

【関連リンク】
外壁材の種類と特徴

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