エクステリア/エクステリアの新商品・トレンド

エクステリア空間の「間取り」を考える

住まいの設備機器や建材は日進月歩。このコーナーでは、そんな新商品やショールームオープンなどの情報をお届けします。今回は、エクステリア空間をより有効活用するための提案です。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

新ブランド
「+G(プラス ジー)」  [東洋エクステリア]

新築をする際、「家本体のことだけでいっぱいで、外まわりまでじっくりと考えられない」とか「とりあえず、門扉・フェンス、それと、カーポートだけは設置して……」という方も多いようです。せっかく一戸建てを建てたのに、「庭(敷地)」が有効利用できずに、長い間、そのまま……なんてことも。

アウトドア空間で心地よい時間を過ごしたい、そんな希望も多く聞かれる
また、オープンで開放的な庭を好む方であれば、敷地を門扉やフェンスでしっかりと囲うのではなく、門柱とポストだけを設置し、植栽などを施すという場合もあるでしょう。しかし、せっかくリビングからつながるオープンな庭を設けても、道行く人や近隣からの視線が気になって、結局カーテンを閉めっぱなしということも。同様に、ウッドデッキやサンルームなどを設置しても、プライバシーが保たれずに使えなかったり……。

せっかくの「庭(敷地)」なのに、もったいないと思いませんか?

じっくり考えたい外まわりの「間取り」

「庭(敷地)」が充分に活用できない、使いこなせない原因の多くは、プランニングが充分になされていないからではないでしょうか? 住まいづくりは、建物を建てることだけ、ではありませんよね。敷地の中をどうプランニングするか、建物も外も、全体を考えることが重要なはず。でも、建物の「間取り」は深く考えるのに、その周囲の外まわりの「間取り」は、充分に検討していない場合も多いのでは? せっかく住まいづくりをするのであれば、建物の「間取り」と同じように、外まわりの「間取り」も考えてみましょう。

リビングからウッドデッキをつなげ、プライバシーを守る工夫をすれば、もうひとつのリビングとして活用度も高まるのでは?
たとえば、プライベートスペースとパブリックスペースというように考えてみる方法も。 玄関・アプローチやご近所の方とちょっとしたお喋りを楽しむ空間はパブリックスペース、家族でゆったり楽しむ空間、洗濯物を干したり、ガーデンニンググッズなどを収納しておく場所はプライベートスペース。大きくふたつにゾーンを分けてみてはどうでしょうか。

その上で、建物の「間取り」との関係、玄関や勝手口、リビングやキッチンからの動線、また、カースペースとの関係なども考慮してスペースの役割を決めてみる。ひとくくりの「庭」ではなく、それぞれの「場」の用途、そこで行われる行為をイメージすることで、必要なスペースやアイテムも明確になるのではないでしょうか?

次ページでは、そんな考え方をカタチにした新しいブランドをご紹介しましょう。
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