危険エリアその3:浴室

入浴時には目を離さないで

入浴時には目を離さないで

厚生労働省の公表によると、1~4歳の幼児が家庭内事故で死亡する原因のトップは「不慮の溺死及び溺水」。

「不慮の溺死及び溺水」には「浴槽内での溺死及び溺水」や「浴槽への転落による溺死及び溺水」が含まれます。一人で歩けるようになると増える事故です。

 

浴槽での事故を防ぐには

【図4】浴槽のふちの高さとは

【図4】浴槽のふちの高さとは

国民生活センターの「浴槽のふちの高さや幼児の姿勢と浴槽への転落の関連性に関する調査」では、浴槽での溺死を防ぐためにはふちの高さが50センチあればよいという結論を出しています。

浴槽のふちの高さは【図4】の(A)の部分です。マンションを購入の際はモデルルームにメジャーを持参して高さを確認してみましょう。しかし、バリアフリーが進む中で、浴槽のふちの高さは低くなりつつあるようです。

すでに設置してある浴槽のふちの高さを変えることはなかなか対処が難しく、ふちの高さが50センチ未満の場合は次のような対応を心がけましょう。

■常に水を抜いておく
■外から鍵をかける
■浴槽のふたをしっかりした構造のものとする

子どもを育てるなら危険箇所をチェックして

ベランダからの転落、キッチンでの火傷、浴室での溺水などは、発生するといずれも重傷もしくは死亡に直結し、子どもの命を脅す重大事故となります。マンションを購入の際は、子どもが安全に暮らせる配慮があるかどうかのチェックを忘れずに、もし心配な点があれば、入居後にご自身で対策が取れそうかどうかも確認しておきましょう。

【参考サイト】
家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合
(厚生労働省)平成21年
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