住宅工法/耐震住宅・住宅工法

住まいづくりはまず構法からチェックしよう!NO.1 住まいに用いられる構法とは?(2ページ目)

家の骨組みである「構法」。個人の住宅に用いられる主な構法は、大きく分けて4種類程あります。家が出来上がってしまうと見えない部分ですが、構法をおろそかにすると大変なことになります。間取りや収納だけでなく「構法」にも目を向けましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

プレファブ工法は使われる素材によって「木質系」「鉄骨系」「コンクリート系」に分かれます。主要な部材の殆どが工場で造られるので、現場では搬入された部材を組み立てる作業が中心になります。従って工期を非常に短くすることが可能です。
木質系は2×4工法と似ており、パネルを組み合わせて構造体を造っていきます。鉄骨系は軽量鉄骨(厚さ4ミリ以下)を用い、柱と梁が構造の中心となりますので、強度もあり、設計の自由度も高いです。コンクリート系はやはりコンクリートのパネルを現場で組み立てていくのですがプレファブ工法の中でも特に工期が短いのが特徴です。

2×4工法やプレファブ工法は主に住宅メーカーが手がけます。一方、鉄筋コンクリート造は設計事務所でないと殆ど手がけません。
鉄筋コンクリート造の中には室内に柱や梁を見せない方法と見せる方法があります。見せない方法を壁式構造、見せる方法はラーメン構造と呼ばれます。壁式構造は低層の住宅によく用いられます。ラーメン構造はどちらかというと中層・高層になります。


住まいは構法によって耐久性も変わってきます。もちろんランニングコストも違ってきます。始めにかかるお金と将来に渡ってかかるお金のバランスもよく検討して自分のライフサイクルにあった構法を選ぶように心掛けて下さい。

・次回Close Upはそれぞれの工法の特徴をより詳しく比較検討します。
お楽しみに!


<関連サイト>
工法と特徴
「住まいの水先案内人」というサイトのページです。住宅の工法の種類と特徴がわかりやすくまとめられています。
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