注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

雪国の住まいのチェックポイント(2ページ目)

北海道や東北地方などの寒冷地に家を建てる時に注意したいチェックポイントをまとめました。雪国の地域性を考えて施工をしたいものですね。こちらからどうぞ!

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

2)3)の凍害・凍結は建物の材料に浸透した水分が寒さのため凍結膨張することによって発生する障害です。

4)の凍上は土の中の水分が寒さで凍結して地盤を持ち上げる現象をいいます。

5) のすがもりは融雪水が氷結してつららになる現象のことを言い、継ぎ目や隙間から小屋裏へもれて天井や壁を汚損します。雪止めを付けて、時にはすがもりになることも多いようです。

6)結露は良くご存知だと思いますが、カビ・汚れ・塗装のはく離などの原因になるので室内の換気を十分行なうなど、生活の中でできる限り工夫することです。

想像以上に雪国で冬を過ごすことは大変です。しかしきちんと施工しておかないと建物そのものの機能が働きません。

雪国で家を建てる時はなんと言っても地元の工務店は経験豊富ですから安心です。もちろんメーカーもそれなりに工夫してるようです。ただ、輸入住宅などは北欧系は良いのですが、そうでない所は注意して担当者なりに質問しておくことです。近年はデザインや機能性を優先するあまり、雨・風・雪などを軽視しがちです。
メンテナンスまで含めてしっかりした施工会社を選択することが重要です。

工法による耐久性は殆どかわりませんが、室内の保温力、つまり断熱性はやはり2×4、2×6工法が優れているといえるでしょう。
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