家相・風水/家相の基礎知識

風の道をつくる

近年の日本の気候は、冬は暖かく、夏はエアコンなしでは夜も寝付けない程の暑さです。快適な住まいをつくるには「風の通り道を考える」ことが大切です。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

普遍なるもの ―光と風―

家づくりを考える時、家相を気にする方がいます。特に北東の隅にトイレや浴室などの配置を嫌います。家相では北東を表鬼門といって、この方向にトイレや浴室などを設けるのは凶相の家になると言われているからです。北東の隅は寒くて日が当たらず、ジメジメしています。しかし現代は設備も良くなり、昔の家相はそれ程気にしなくてよいのです。

それよりも、家相の本に書かれている「風の通り道をつくりなさい」というフレーズのほうが気になります。

風の道をつくるポイント

近年の日本の気候は、冬は暖かく雪もあまり降りません。しかし夏の暑さはエアコンなしでは夜も寝付けないほどです。まして6月、7月の梅雨の時期は湿度もあり、不快感を覚えます。間取りを考えるとき、日あたりは考えるのですが、風の道をつくることはあまり考えないのではないでしょうか?高気密・高断熱の家であればなおさら風の道を考えておかなければ、湿気やカビ、臭いなどがこもってしまいます。
間取りができたら図面の上に色鉛筆で風の流れをイメージして書いてみることをおすすめします。そうすることで、風の流れを少しでも理解することができます。風の道をつくるには、次のことをチェックして下さい。

1.一部屋に2つ以上の窓をつける
2.窓の位置関係はどうか
3.高窓、地窓なども活用する
4.階段や廊下にも窓をつける


【関連記事】
採光と通風
夏の家:自然と呼吸する家づくり
光と風の流れをつくるテクニックを学ぶ

→次のページへ
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます