注文住宅/家づくり・注文住宅の関連情報

カット野菜から見る家づくりの心がまえ

近頃スーパーなどでよく目にするようになった「カット野菜」。このカット野菜が売れているという背景から、現代の家族像が浮かびあがってきます。設計事例を交えながら学んでいきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

今売れているのはカット野菜

スーパーマーケットに行くと、今までになかったコーナーが出来ていることがあります。それが最近よく目にするようになった「カット野菜」のコーナーです。朝の忙しい時には簡単に済ませたいし、キャベツの大玉1個を買っても余ってしまう。そんなときにカット野菜はとても便利です。カット野菜が売れているという背景から、現代の家族像が浮かびあがってきます。


野菜マーケットの現状

近年、家計において生鮮野菜にかける費用の割合が落ちてきている一方で、サラダにかける費用は順調な伸びを見せています。下のデータを見るとわかるように、生活におけるサラダの必要性がどんどん高まってきています。その主な理由は、家族サイズの小規模化と食に時間を割けないライフスタイルにあります。

参考資料:総務省統計局 家計調査

家族サイズが小規模になったり、食事にかける時間が短くなれば、当然家族の共有していく言葉の数や時間も少なくなります。人との関わりが少なくなれば、人間関係が深まることもなく、感動も少なくなってしまいます。そこで住まいの果たす役割は、いかにコミュニケーションをとれるプランを計画するかということなのです。
参考資料:総務省統計局 国勢調査 Crews(2009.1.22)


コミュニケーションがとれる間取りのアイデア集〔室内編〕 →次のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます