モデルルーム見学/モデルルーム見学のコツ【出かける前に編】

モデルルームより「模型」が重要です(2ページ目)

小さめの住戸がモデルルームになることは、コンパクトマンション以外ありません。そのため実際に対象となるDINKS向け住戸と現実離れしたモデルルームとの間のギャップを、どう補正して見るかが重要なポイント!

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

モデルルームでチェックしたら良い点、しないほうが良い点

マンション評価ナビ」では、モデルルームでチェックしたいポイントを以下のようにまとめています。

1. キッチンで見るべきポイント
デザイン重視のレンジフード
上面が平らになった、デザイン重視のレンジフード。カッコ良いのですが、清潔に保つのが大変。
最近キッチンのレンジフードは上面が平らになっている機種が多く使われています。綺麗なデザインなのですが、平らな上面は油汚れが溜まる場所。踏み台に乗らないと掃除が出来ない所なので、清潔に保つのが大変です。

キッチン収納の扉表面がザラザラしているエンボス加工されたものがあります。見た目は感じ良いのですが、サッと一拭きでは汚れがとりづらいという欠点もあります。掃除のしやすさの視点から見るのも一つの手でしょう。

2. 収納で見るべきポイント
収納は実際の持ち物、特に大型の物の置場がどこにあるのかをチェックしましょう。例えば、スーツケースや季節外の布団等もそうですが、掃除機や古新聞の収納場所も当然考える必要があります。これらを考慮して収納スペースを見ていくと、多くのマンションが収納不足となってしまいそうですが、そうした場合は、自分たちの持ち物を見直してみるのも必要ですね。

3. 内装・設備で見るべきポイント
天井の出張りが何なのかも聞いてみてください。梁の出張りでしたら当然移動することは出来ません。排気ダクトであれば多少の移動は可能です。これらは、将来間取り変更を伴うリフォームの時に影響しますので、しっかりと確認することをおススメします。

設備については、キッチンシンクのディスポーザーなどは後付け出来ませんが、その他の設備は将来お金さえ出せば設置できるものがほとんどです。最新の設備とか、一見便利そうな設備付きだから、といった理由だけでマンションを選ぶのは避けたほうがいいでしょう。

マンションギャラリーによっては、最初にシアター映像を見る流れになるところあります。これはあくまでもイメージなので、必要ないと思われる方は、正直に「時間がないから」と言えば無理強いされることはありません。必要な情報を効率よく得るために、時にはこうした対応も必要かと思います。

次のページでは、DINKS的モデルルーム攻略法をご紹介します!
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