タワーマンション/タワーマンション・高層マンション選び

実録!DINKSのためのタワーマンション評価3(2ページ目)

DINKSにも人気の高い「タワーマンション」の住み心地レポート、最終回は最も気になる「室内の居住性」と「居住者のコミュニティ」です。眺望の良さは想像できますが、他の面ではどうでしょう。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

4、居住者のコミュニティについて
――居住者のコミュニテイの質は?

コミュニティの質が高いか低いかは、住民同士が挨拶するかどうかが、ひとつの目安となります。エントランスですれ違った際、エレベーターで乗り合わせた際にお互いに、気持よく挨拶ができるかどうかで、住民のマンションへの愛着度が図れるのです。私の住むマンションは賃貸で、居住用、事務所用と使用目的が異なります。住んでいる人は挨拶しますが、仕事のため通勤してくる人は挨拶しない傾向にあります。

また、住んでいる人はシングル、DINKS,ファミリー、リタイアしたシルバーなど多様な人たちです。その中で、DINKS・ファミリーはよく挨拶しますが、シングル(どちらかというと男性のほうが挨拶する)・シルバー(どちらかというと女性のほうが挨拶する)は、こちらから声をかけないと挨拶してくれない、といった傾向があるように思います。

コミュニティの質の良し悪しは日常の暮らしのマナー、たとえばゴミの捨て方、自転車の置き方、共用施設の使い方の良し悪しにつながります。また、分譲マンションであれば、管理や大規模修繕についての考え方にも影響します。挨拶は要チェックです。

4、居住者のコミュニティについて
――意外と子どもも多い!

超高層マンションは子育てには向かないと言われていますが、私のマンションには就学前のお子さんが結構います。マンションの玄関の外にあるちょっとしたオープンスペースで遊んでいたり、エレベーターに乗り他のフロアにあるお友達のお部屋に遊びに行く光景をよく目にします。また夕方になると共働きのお母さんの帰りを、エレベーターフロアまで走り出て迎える子供さんを見かけたりもします。

私が見る限り、どの子もいきいきとしていて元気です。育つ環境よりも父母の育て方のほうが、子育ての良し悪しに大きな影響を及ぼすように思われます。


次のページでは、ガイド大久保が超高層マンションに住んでみての総評です。
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