田舎暮らし/田舎暮らし・スローライフ情報

田舎でやりたい!?焚き火の達人になる(2ページ目)

田舎暮らしをより楽しむためには、自分にピッタリの(田舎ならではの)趣味を持つことも大切。共通の話題で地元の人と親しくなれたり、周りの自然がもっと好きになったり…今回は「焚き火の達人になる」です。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド


焚き火居酒屋を楽しむ

焚き火居酒屋の開店には凝った道具は必要ありません。食材と調味料が揃えば、後はカップと拾ってきた大小の石、網、新聞紙とアルミホイルだけ、後は焚き火にまかせましょう。

・前菜/長ネギ一本を丸ごと、焚き火の上に網を載せ、こんがりと焼きます。芯まで柔らかくなったら火から上げ、黒く焦げた外側を取り除き、塩やレモンをかけて端からパクリと。口一杯にネギの甘味が広がります。

・メインディッシュ/手のひらサイズの石を、焚き火で空焼きしておきます(万一の破裂に備えてアルミホイルで包んでおきます)。焚き火から外した石の上でジュウッと牛タンを焼く。ニンニクの粉末や粗塩を振りかけて、頬ばります。もう、何枚でもいけます。

もう一品。これはテレビの旅番組がヒントです。漁師さんが獲れたてのスルメイカを漁船の煙突で焼いて、美味しそうに食べていました。それが、イカの煙突焼き!


これに習って、空焼きした石に生イカをペタリと張り付ける。クネクネと踊っているイカを眺めながら、焼き上がりを待つ。裂いたイカを、マヨネーズ+醤油+七味を合わせたものにチョンと付け、端から齧る。これがイカの焚き火焼き!

・アルコール/焚き火の上の網に、日本酒を注いだシェラカップを置いておくだけ。丁度いい具合のお燗ができたら、炎を肴にチビチビとどうぞ。

ウィスキーも試してみましょう。バーボンを入れたカップに、焚き火で熱々にした小石を放り込む。ジュッを白い蒸気が立ち、アルコールが少し飛んで口当たりが優しくなります。香ばしさを楽しみながらチビチビと。これぞタキビストだけが味わえるスモーク&ロック。

・スウィーツ/焚き火の楽しみと言えば、焼き芋ですね。作り方は簡単。洗った芋を濡れた新聞紙で丁寧にくるみ、その上からアルミホイルでしっかりと包みます。熾き火の中へ突っ込んで匂いが漂ってくるのをじっと待つ。小枝で芋を刺してス~ッと通ったら食べ頃です。新聞紙を剥いて、ホカホカをかぶりつく。バターを塗っても美味しいですね。

「焼き芋なんて~」と引き気味の女性には、一緒にバジルなど香草を入れて色んな味を楽しんでもらいましょう。


・食後/我が家では焚き火の後の残った灰は、畑に鋤き込みます。
女房の話によると、このミネラルたっぷりの灰まじりの土に腐葉土や堆肥を加えて、鉢土として再利用しているとか。灰を撒くようになってから、庭では植物に病気が発生することが無くなり、葉の色艶もよくなったそうです。

どうです、田舎で焚き火をしませんか!
それではまず、落ち葉焚きと焼き芋からお試しあれ!

次回は、田舎でやりたい!シリーズ第3弾「ペットを家族にする」の予定です。お楽しみに。

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