田舎暮らし/田舎暮らし・スローライフ情報

続・夏こそ、憧れの島暮らし徹底リサーチ!

夏休みは、時間をかけてアイランドライフを体験できる絶好のチャンス。中途半端な田舎は物足りない!という人のための、日本の島々を徹底リサーチ!続編です。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド

島は、その数だけそれぞれの魅力を持っています。
不思議な伝説や祭が残っている島。心がやすらぐ島唄が流れる島。獲れたての食材が美味しい島。心優しい人々が暮らす島。そして、なによりも美しい海に抱かれた島。夏は、島の魅力をいちばん体験できるシーズン。じっくりとゆっくりと、あなたの島を探しにいきませんか?

今回は、北海道までの島々を徹底リサーチします。

目指すのはエコアイランド/直島町直島(香川県)


瀬戸内海の直島諸島(大小27の島)に浮かぶ、人口約3,600人の島。曲折の多い海岸線は内海特有の白砂青松の自然美を形づくっています。循環型社会のモデル地域プランが国の承認を受け、全町民と全事業者の参加と協働でこのプランを推進しています。
※島のイチオシ
ベネッセアートサイト直島/「自然と建築と芸術の融合」をテーマに、世界的に有名な建築家・安藤忠雄氏が設計を手がけた美術館兼ホテル。館内には、コミッションワークを中心とした現代アートコレクションが展示されています。
※島の仕事
主な産業としては三菱マテリアル関連、ハマチや海苔の養殖漁業など。金などの製錬業が盛んで、特に地金は日本一の生産を誇ります。
※移住者のための情報
・植樹、Tシャツづくり、自然探検隊、特産品づくり、住民ホームページの作成など、島の交流グループ「うぃ・らぶ・なおしま」が活躍しています。現在、サポートメンバーを募集中。
・島での暮らしを希望する人のために、利用可能な空き家・空き地の情報を提供しています。
※交流グループのウェブサイト>>うぃ・らぶ・なおしま
※島のウェブサイト>>直島町ホームページ

小さなお江戸に迷い込む/大崎下島(広島県)


瀬戸内海のほぼ中央に位置する、人口約2,800人が暮らす島。山の斜面には石垣を積んだ段々畑が続き、堀には全国でも珍しい農業用の船が浮かんでいます。北前船を始めとして「江戸上り」の船の瀬戸内航路の寄港地として栄えました。
※島のイチオシ
御手洗地区/江戸時代の船宿やお茶屋、明治時代の町屋、昭和初めの洋館、戦前の芝居小屋…。時代劇のロケ地に迷い込んだような、古い町並みを今も残しています。文化庁から国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
※島の仕事
大崎上島とともに全国屈指の温州ミカンの産地。収穫前にはみかん色に染まるこの島は、別名「黄金の島」と呼ばれてきました。国産レモンの発祥地でもあります。果樹栽培の他、漁業も盛んです。
※移住者のための情報
・御手洗地区では、地区住民によるボランティアガイドが観光振興に一役買っています。保存地区指定の効果で観光客が増加中です。
・瀬戸内海国立公園の中央に位置し、つり舟・海水浴・みかん狩等オールシーズン楽しめる島です。
※島のウェブサイト>>豊町観光協会(潮待ち館)

全島が花尽くし!/笠岡諸島・真鍋島(岡山県)


笠岡諸島は大小約30の島々から成り、有人島はうち7島。現在約2,800人が暮らしています。真鍋島は昔ながらの漁村風景が残っており、映画「瀬戸内海少年野球団」のロケ地として有名です。
※島のイチオシ
見上げる島の斜面に幾重もの段々畑。冬菊、キンセンカ、スイセン、マーガレットなど、秋から冬にかけて全島花で埋め尽くされます。
※島の仕事
一年中霜が降りないという温暖な気候を利用して花の栽培が盛んです。特に観菊の栽培が盛んに行われ「花の島」として全国に知られています。
※移住者のための情報
・島全体が岡山県のふるさと村に指定されており、静かに暮らす人々の気取らない人情味にあふれる日常に触れることができます。
・県内外から空き家への移住者を募り、過疎を解消しようという、笠岡諸島空き家対策事業を実施中。
※島のウェブサイト>>またたび笠岡(笠岡市観光連盟)

豊かな海が若者を引きつける/坊勢(ぼうぜ)島(兵庫県)


兵庫県の南西部、瀬戸内海の中央に位置する家島諸島の中の一つ、人口約3,100人の島。平地が少ないため急斜面の上まで民家が建っており、典型的な瀬戸内漁村の造りをしています。
※島のイチオシ
漁協組合員約580人の平均年齢は46歳(2004年当時)。漁場が広く、魚種も豊富で、底引き網やイワシ網漁、ノリ養殖などによる漁獲高は年間55~60億円。日本一若く、一人当たりの水揚げも県内でトップクラスとのこと。
※島の仕事
イカナゴ漁など、全国でも有数の漁業が盛んな島。様々な漁法を使って多岐にわたる魚種を水揚げすることから、漁業生産が安定しており漁業者が増加しています。
※移住者のための情報
・「ここは播磨灘はもちろん、瀬戸内海でも一番元気な島。漁業でそこそこ潤い、人情もいいから今日でも安心して産み、育てられる環境にある」(坊勢漁協組合長談)
・過疎に悩む他の離島とは違い、若者が多く活気にあふれています。後継者不足という言葉とは無縁の漁師町です。
※島の紹介>>坊勢島

次は、癒しとアートの島>>
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