田舎暮らし/田舎暮らし・スローライフ情報

チャンポン文化の島暮らし!長崎の田舎暮し(2ページ目)

県民性で探す田舎暮らしシリーズ長崎編。なにげない振る舞いにハッキリ現れる地域の気質。移住先を見つける新しい方法として県民性に注目します。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド


◆長崎の県民性ランキング

・島の数/1位(島数971で全国一。島暮らしが好きなら候補地がてんこ盛り)
・海岸線の長さ/2位(約4,200キロ。1位北海道の北方領土を除けば大差で1位)
・漁港の数/1位(漁船数と漁業生産高は北海道に次ぐ2位)
・温泉の放熱量/1位(雲仙市小浜温泉。高温で豊富な放熱量を誇る)
・びわの収穫量/1位(全国の収穫量の33%を占め日本最大)
・路面電車/日本最古(今でも動く木造ボギー車としては日本最古の車両)
・電車運賃の安さ/1位(長崎電気軌道(株)の電車運賃は、全区間均一100円)

*参考データ/NHK放送文化研究所、厚生労働省大臣官房統計情報部、国土交通省、農林水産省、総務省、他

長崎移住のための口コミ情報


・「日本で最初」が長崎県人の自慢らしい

長崎から全国に広がったモノ・コトのルーツは多い。220年にわたる鎖国政策下で唯一の対外貿易の拠点だったため、様々な国の文化が流れ込んできた。西洋音楽、バトミントン、ボウリング、ビール、カルタ、コーヒー、そろばん、線香、電信機、英字紙、メガネ、写真機……といった「事始め」は実に沢山ある。

なかでもユニークなのが、長い航海を経て日本へ始めてやってきた珍獣たち。例えば、ゾウ、ラクダ、ダチョウ、オランウータン、オウム、カナリアなど。当時は贅沢品で、将軍家へ献上されたり金持ちのペットにされていたという。

現代でも長崎県人のナンバーワンへのこだわりは健在らしい。県のオフィシャルサイトには、日本最大のカブトガニの飼育、飼育年数世界最長のペンギン、アライグマやラマ、カピパラの飼育頭数日本最多など、誇らしげに紹介されている。

・長崎県では漬物にも砂糖を使っているらしい

日本で最も甘党なのは長崎県人。三大名菓と言われる、カステラ、コンペイトウ、鶏卵ソーメンはいうまでもなく、普通の料理の味付けにも砂糖がたっぷり使われている。例えば、大皿に盛られた料理を円卓を囲み味わう、卓袱(しっぽく)料理。和・洋・中の料理の要素が互いに交じり合っていることから、和華蘭料理(わからんりょうり)とも評される。

卓上には刺身や煮物と共に、なんとお汁粉や甘いまんじゅうも並べられるのだ。極めつけは漬物。長崎では普通、漬物と言えば冬瓜、ショウガ、ザボンなどを砂糖漬けしたものが出されるという。永禄時代にポルトガル人の伴天連(ばてれん)が持ち込んだハイカラな洋菓子。この異国の味は、長崎人にとってただ甘いだけではなく、豊かな異国文化の体験だった。約400年後の現在まで、砂糖の甘さはご馳走であり豊かさのシンボルであり続けたのかもしれない。

◆長崎が解るブックマーク集

・オフィシャルサイト>>長崎県公式ウェブサイト
・長崎のUIターン情報>>ながさき田舎暮らし情報局
・長崎の島情報>>ながさきのしま
・長崎の観光情報>>ながさき旅ネット

*掲載写真は全てイメージです。
*写真提供:artworks
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