家事手伝いに対する亭主のカン違い
男子厨房に入るは、今も効果的 |
現代では、夫婦で家事を協力しあうことは常識。しかし、あるアンケートによると、50歳以上の妻4人に1人が「夫は家事を負担しないでいい」と答えているそうです。何故か?
もちろん夫に手伝って欲しい気持ちはあるが、例えば皿洗いを頼んでも丁寧に洗ってくれないので、洗い直しの二度手間が面倒という理由です。これは、妻の家事のダンドリが確立しているので、手伝ってもらっても邪魔になることでもあるんですね。あァ、これも亭主のカン違い。
解決策は、もてなし料理を一品つくれること。
田舎ならでは新鮮な料理素材を手に入れ、素材一本勝負の男の料理にチャレンジしましょう。来客に対して亭主の存在感をアピールできるし、自然に基本的な家事を覚えることができるし、自炊できるようになれば女房の急な外出にも、手を振って送り出すことができるはずです。
カン違いを無くすための基本的ルール
夫婦でルールを決めてみる |
実際に定年後の田舎暮らしで、自分たちのスタイルを築いた夫婦を調べてみると、以下のような基本的ルールが浮かび上がってきます。
・移住前後のワクワクした感受性を忘れない
・「歳だから(歳なのに)」は禁句。年齢相応より、自分(夫婦)相応の暮らし方を尊重する
・共通の趣味とは別に、それぞれが熱中できるものがある
・それぞれが自分だけの居場所を確保できる
・夫婦それぞれの交流関係を尊重する
・お互いの悩みには“同志”として語り合い・助け合う
団塊世代のカップルは、かつて友達夫婦(少々照れくさいですが)と呼ばれていました。その呼び方には、対等な立場であるという意味が込められていたはずです。団塊夫婦が目指すべきは、亭主関白+内助の功である夫婦付随から、お互いの自立を認め合う夫婦のコラボレーションではないでしょうか。