通夜・葬式・火葬の手順/葬儀の手順・手続き

通夜の流れと進め方(2ページ目)

遺族として通夜前にはどのような準備をしておけば良いでしょうか。準備から通夜の流れなどをまとめています。

吉川 美津子

吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓 ガイド

葬儀・お墓・終活ビジネスコンサルタント。葬送・終活ソーシャルワーカー/社会福祉士。大手葬儀社、墓石・仏具店で実務を積み、専門学校の葬祭ビジネス学科を運営。その後、葬儀ビジネスに関するコンサルティング業務を開始。講演は「終活」「葬儀」「お墓」関連年間50本以上。メディア掲載・出演実績は500本以上。

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一般的な通夜の流れ

  1. 10分前:遺族・親戚着席
    ……指定された場所に座ります。
  2. 10~5分前:参列者着席
    ……参列者が着席します。
  3. 開式:僧侶入場
    ……僧侶をお迎えします。数珠を持参していたら手に持ちます。
  4. 開式後:焼香
    ……案内があったら順番に焼香をします。
  5. 閉式:僧侶退場
    ……僧侶を見送ります。数珠をしまいます。
  6. 閉式後
    ……通夜ぶるまいの席に移動します。故人との最後の食事の席になりますので、少しでも箸をつけていただくようお願いしましょう。
     

翌日の準備

  • 火葬場への同行者の確認
    出棺後、火葬場へ行く人数を確認します。
  • 精進落とし・お斎料理の確認
    還骨・初七日法要後の料理(精進落とし・お斎)の数の確認をします。
  • 心付けの準備
    霊柩車やマイクロバス、ハイヤーなどの運転手や、火葬場(公営斎場は除く)などへ渡す心付けの準備をします。白い封筒に「志」と書いて、その下に家名を入れます。

喪主の挨拶はいつする?

告別式の場合は、式中もしくは出棺前に喪主(遺族代表)による挨拶の場が必ずといっていいほど設けられますが、通夜の場合はあまり行われていないようです。
それは通夜は本来近親者が集まって、故人と最後の食事をしたり、一晩中一緒に過ごすものとされていたので、一般の人たちとのお別れの場ではなかったからでしょう。

しかし、現代は日中に行われる葬儀・告別式よりも、夕方以降に行われる通夜のほうが参列者が多い時代。喪主や遺族代表による挨拶をする時間を設けても不自然ではありません。

挨拶をするとしたら、通夜開式前、もしくは閉式後に行います。どちらが適当かは、参列者の集まり具合や式の流れなどを判断して葬儀社と相談してみると良いでしょう。
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