金沢の観光・旅行/金沢の観光スポット

金沢の観光スポット(2ページ目)

金沢は、織田信長や豊臣秀吉とともに生きた戦国の武将・前田利家が築いた城下町です。その後歴代藩主が文化方面に力を入れ、また戦災にあっていないこともあって、歴史的な建造物や伝統文化が数多く残っています。江戸時代の重厚できらびやかな息吹が体感できる町です。

執筆者:小林 万希子

金沢城公園 甦る加賀百万石の威厳

甦った菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓

甦った菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓

金沢城公園内に入ると、目の前にどーんと建っているのが菱櫓(ひしやぐら)・五十間長屋(ごじっけんながや)・橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)です。

菱櫓と五十間長屋の軸組み模型。復元工事を始める前に、棟梁たちが施工手順を把握するために製作したもの

菱櫓と五十間長屋の軸組み模型。復元工事を始める前に、棟梁たちが施工手順を把握するために製作したもの

といっても築城は、江戸時代ではなく、平成。古文書や古絵図にもとづき、釘を使わない昔ながらの方法で建てられた木造建築です。石川県内の棟梁たちが結集して作り上げた、言わば「芸術品」なのです。


中は有料で見学ができ、柱の組み方やなまこ塀の作り方などが模型で解説されていてお城の建築について興味のある人におすすめ。

特に「菱櫓」などは床全体がひし形、柱もひし形で、まさに「百聞は一見にしかず」といった感じです。

今も往時の風格を残す石川門。

今も往時の風格を残す石川門

必見なのは石川門。兼六園のことじ灯篭と並んで金沢のシンボルになっています。

先述の菱櫓などもそうですが、幾何学模様のなまこ塀と白っぽく見える瓦が特徴です。実はこの瓦、鉛でできていて緊急時には溶かして鉄砲の弾にするつもりっだったそうですよ。

金沢城公園
住所:金沢市丸の内1-1
TEL:076-234-3800(金沢城・兼六園管理事務所)
入園料:無料
営業時間:7:00~18:00(10/16~2月末日 8:00~17:00) 
定休日:無休
アクセス:金沢駅からバスで約15分兼六園下下車徒歩約3分

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓
入場料:300円
営業時間:9:00~16:30(入場は16:00まで) 
定休日:年末年始

 

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