土地購入/土地購入関連情報

都市景観大賞受賞のまちなみ(2ページ目)

環境をとるか、利便性をとるか、物件を選択するときには悩むもの。でも都市環境が良くなればそんな悩みも不要の時代が来るかも。今年の都市景観大賞「美しいまちなみ優秀賞」を受賞した首都圏3地区をご紹介します。

執筆者:平野 雅之


晴海アイランド トリトンスクエア地区 (東京都中央区)

ギリシア神話の海の神 「トリトン」 にちなんで名付けられたという 「晴海アイランド トリトンスクエア」 は、1984年 (昭和59年) の 「晴海住宅建替組合」 発足から長期にわたる準備期間を経て、1994年 (平成6年) に第1期工事着工、そして2001年 (平成13年) に竣工、グランドオープンしました。

市街地再開発組合施行による西地区と、都市基盤整備公団施行による東地区とを合わせた総敷地面積は約84,800平方メートルにもおよび、さまざまな商業施設や最高195メートルのオフィスタワー群とともに、分譲住宅624戸、賃貸住宅1,165戸も供給されています。

昭和50年代、私が初めて晴海の地に行った頃には国際展示場のほかには工場や倉庫しかない殺風景な街だったように思いますが (ホテル浦島はその頃からあったんでしたっけ) 、いまではすっかり変貌して一大観光スポットにもなっているようです。


トリトンスクエアは晴海の朝潮運河沿いに造られた街。ときどきモーターボートや釣り船なども行き交っています。観光目的の人たちばかりでなく、運河に釣り糸を垂れる人も数多く見かけます。

オフィスタワーの周囲にも十分な植栽が施され、 「職、遊、住の3つの都市機能の調和」 を理念とするとおり、ゆとりのある職場環境を作り出しているようです。 (オフィスの中がどうかは分かりませんけどね!きっと働きやすいオフィスなんでしょう。)

トリトンスクエアの中心に位置するショップ&レストラン 「晴海トリトン」 部分。155メートルから195メートルの高さを誇るオフィスタワーの内側に低層の建物 (23メートル) を配することで、独特な異空間を作り上げているようです。

“街区内” というよりも “公園内” と言ったほうがしっくりと感じられるくらい、緑と花とで埋め尽くされた園内を、ただ見て歩くだけでも楽しい気分にさせてくれます。

写真を撮りに行った日には、晴海フラワーフェスティバル 「INFIORATA 2003」 が開催されていました。 「華のお江戸のHANA祭り」 としてイタリアの作家による作品を展示。 「イタリア人画家が見た “EDO” 」 をテーマにバラの花びらを敷き詰めた花絨毯なんだそうです。 (本場ではカーネーションの花びらを用いるとのこと)


ちなみに現在、ビュータワー内の住戸が3件ほど中古物件として売りに出されているようです。

晴海アイランド トリトンスクエアのページ



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