洋服もカーテンも素材が要
このゴージャスなカーテンの素材は、なんとコットン!生地:サンゲツCK2001 |
まずは、カーテンに良く使われる素材をご紹介します。カーテンで使われる素材には、動物や植物から作られる天然繊維と薬品などから作られる化学繊維があります。価格や機能性の点から、化学繊維が使われることが増えています。
ふんわりウールチックなアクリル
化学繊維のアクリルは、ドレープ(厚地のカーテン)に良く使われている素材の1つです。- メリット・・・ふんわり柔らかな風合い。保温性が高い。色が鮮明で落ち難い。縮みにくい。
- デメリット・・・毛羽立ちしやすい。
洗濯安心のポリエステル
ブラウスやシャツでお馴染みのポリエステルは、ドレープにもレースにもよく使われる化学繊維です。- メリット・・・シワになりにくく、型崩れや伸び縮みしない。
- デメリット・・・帯電による埃がつきやすい。毛羽立ちがしやすい。
最近では、ポリエステルの糸を様々に加工して、麻やコットンのような風合いのカーテン生地も登場しています。
ポリエステルの糸に工夫をこらしてコットンのようなラフな印象のドレープに。生地:サンゲツCK5411 |
レーヨンは伸び~る
スカートや上着の裏地としてよく使われているレーヨンですが、カーテンにも使われる頻度が高い化学繊維です。- メリット・・・染色性がよく美しい色が得られる。ドレープが美しくでる。
- デメリット・・・シワになりやすい。伸縮性が大きい。繊維として強くない。
柔らかなドレープがでるレーヨンは、エレガントなデザインのカーテン生地によく使われています。伸び縮みが大きいのが難点。生地:サンゲツ CK2018 |
コットンはシワと縮みに注意!
Tシャツやブラウスでおなじみの天然素材コットンです。- メリット・・・丈夫である。安価。
- デメリット・・・しわになりやすく、収縮しやすい。黄ばみやすい。
プリント地にも良く使われるコットン素材。ラフな風合いがナチュラルな空間にぴったり。生地:サンゲツCK2471 |
ご紹介した素材の他には、さらっとした質感の麻や、光沢感の美しい絹などを用いることもあります。これらの素材を様々な糸に紡績して、生地に織り上げていきます。
次のページでは、素材と密接な関係のあるカーテンの伸び縮みについてお伝えします。