インテリアコーディネイターに依頼するメリットは?部屋はどう変わる?
インテリアコーディネイターに依頼するメリットは?
「インテリアコーディネート依頼!費用・値段や内容は?」では、主に料金について説明しましたが、今回は「プロのコーディネイターに依頼するとどんなメリットがあるのか?どんな風に部屋が変わるのか?」を、実例をもとに解説していきます。
今回お話を伺ったのは、トータルインテリアコーディネートサービスを行うIC21に所属する
インテリアコーディネーター(IC)木村さん
インテリアコーディネーター(IC)大野さん
です。
ココが違う!インテリアコーディネイターのアドバイス
ガイド: インテリアコーディネート料を支払ってどれくらいのアドバイスがもらえるのか気になる方も多いと思いますが、いかがでしょう。IC木村さん(以下敬称略):
私は、カーテンはぜひともお手伝いしたいと考えているんです。既成のカーテンで済まされる方も多いのですが、やはり、オーダーメードのカーテンとなると縫製が変わるので、仕上がりもグッとよくなり高級感が違います。
生地を切り替えたり、フレームを付けたりすると、人とは違ったオリジナルのデザインを楽しむこともできるんですよ。
IC大野さん(以下敬称略): そうですね。やっぱりいろいろな物件を見ている強みがありますね。
私は、設計事務所に勤務していたこともあるので、プランニングも得意です。家具レイアウト一つとっても、暮らしにあった使いやすいレイアウトってあると思うんですよね。きちんと動線を考えつつ、家具が配置できていると日々の動きもスムーズになるんですよ。
ガイド: 住んでいると気付かないことがありますね。それに、部屋を空間として考えるって難しい。
木村: そう、1つ1つのアイテムでみると素敵なんだけど、空間の中に入ったときのイメージってつかみ難いですよ。安くはない買い物ですからね。家具などを購入して全部並べてみたときに「あれ?」ということがないようにしたいですね。
大野: それにプロならば、見た目だけではない品質も考えて選んで差し上げられます。格安のソファを選んで、貼り地が痛んだから張り替えようと思ったら、中が粗雑で張り替えられないとかあるようですよ。これからの時代、物を捨てるにもお金がかかるから、長い目でみた物選びもしていきたいですよね。
楽チン!自宅で情報をゲット
かっこいい住宅だからこそ部屋のインテリアでは失敗したくないと思いませんか。 |
木村: マンションを買ったので、お洒落に暮らしたいけれど、どうしたらいいかわからないとか、家具やカーテンを選ぶ時間がないといった方からの問い合わせがあります。
以前は女性からの問い合わせが多かったのですが、最近は男性からの依頼も増えています。
大野: 今はインターネットでいろいろな情報が手に入りやすいのですが、反対に情報が溢れすぎていて、どれを選んでいいのかわからないという方も多いです。
また、実際に購入となると下調べやショップで確認したりと手間がかかるので、プロからの提案で効率よく素敵なインテリアを手に入れたい方が増えているように思います。
ガイド: わかります。沢山見ていると、却って迷ってしまって決められないことがありますよね。それに、インテリアショップって点在していることが多いから、あちこち行くの疲れますし。
IC木村: 自宅にいながらにして、プロの情報が手に入るのって大きなメリットだと考えています。弊社のインテリアコーディネイターは、メーカーに所属ではないので、いろいろなメーカーの中からお客様にあったものを提案できる。また、予算の範囲内で、ここはちょっと高級に、こちらは価格を少し落としてといった調整もできるんですね。
大野:インテリアはいろいろなものが組み合わせなので、好きものをプラスしていくだけでは、却ってごちゃごちゃすることもあるんです。
カーテンでポイントとなる色を使ったから、ソファの色はベーシックにしようとか。空間全体を見つつ、コーディネートできるのもプロならではテクニックだと思いますよ。
ガイド: プロだから冷静な目で見れるというメリットもありますよね。
インテリアコーディネイトの実例を拝見
ガイド: それでは、実際にIC21がインテリアコーディネイトした物件を見せてください。木村: こちらは都心のマンションに引っ越された男性からの依頼です。もうすぐ入居だが、カーテンがないのですぐに選んでほしいというのが最初のご依頼でした。
大野: 「エロかっこいい風に」というご依頼だったんですよ。まずはプレゼンテンションボードでご提案し、気に入ってくださって、カーテンのほか、家具やラグ、クッション、テーブルランナーなども合わせて計画させていただきました。
ガイド: 確かに(笑)、艶感のある、かっこいいインテリアですね。やっぱり、トータルでインテリアをご提案できると完成度が変わる!
木村:ベッドルームも素敵ですよ。
ベッドルームも一緒にコーディネート。既存の壁付け灯に合わせて、フランクロイドライトのスタンドを提案
ガイド: こちら側がベッドルームだったんですね。
大野:収納兼パーティションとしての家具を提案しました。オープン棚なので、程よく抜け感を保ちつつ、空間を仕切っています。
ガイド:壁を作ったりしなくても、家具レイアウトの工夫で見事に空間が分けられています。
ガイド:モデルルームみたい!誰が訪ねてきてもいい感じですね。
インテリアコーディネートを成功させるコツ
ガイド: 最後にこういったサービスを受ける場合のアドバイスはありますか?大野: 私は押し付けにならないように心掛けています。だから、お客様が「こういうのが好き」という言葉だけではなく、雑誌の切り抜きなどビジュアルで見れるものを用意していただくとお互いの意思の疎通がはかりやすいですね。
木村:希望は早めに伝えていただけると助かります。予算もこれくらいしかだせない、持っているものはできるだけ使いたいなど遠慮しないで言ってください。
病院で症状を訴えるのと同じことなんです。何を困っているのか、どうしたいのかを整理しておかれるといいですよ。
ガイド: ご自身の生活を見直して問題点を整理しておくと、どんな提案がでてくるのか楽しみになりますね。今日はありがとうございました。
いかがでしたか。インテリアアイテムは決して安い買い物ではありません。後悔しないように選びたいですね。そのために、プロの力を借りるのも手!依頼する場合はまずは問い合わせをしてみましょう。
インテリアコーディネート料やプレゼンテーションの内容もこれといった決まりはありませんから、どのレベルの提案をしてもらえるのか、事前によく確認してください。実際の担当者の得意分野なども考えて決められると良いでしょうね。
【取材協力】
IC21
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