使い込まれた居心地の良さ
シャビーシックというと聞きなれない言葉かもしれません。シャビーとは、辞書によると「着古した,みすぼらしい」、(新英和中辞典 第6版 (研究社))とあります。欧米では、質が良いものを大切に丁寧に扱い、ずっと使っていくという考え方は一般的。今回、ご紹介するシャビーなインテリアは、そんなアンティークを取り入れながら、大人の女性が少女のころを懐かしむような可愛いインテリアです。丁寧に使いこまれた愛着のあるアイテムに囲まれた、自分らしく居心地の良い空間に。古びた印象の内装材を用い、アンティークなキャビネットや椅子をレイアウトした、優しく大人っぽい可愛さがある。(画像左右とも:アルカイック) |
シャビーなインテリアは、慌ただしい現代の時間に流されることなく、自分たちの生活を丁寧にそして居心地良く暮らすというという価値観を持っているインテリアスタイル。時代と自分というフィルターを通して残った、洗練された上品で居心地の良い空間づくりを目指したいですね。
クラシカルな雰囲気が残る洗練されたスタイルですが、決して、豪華であったり、気取った堅苦しいインテリアではありません。自分たちの生活にふさわしいアイテムに囲まれ、美しく飾られたレトロで素敵なアイテムを見ながら、ゆったりとした時間を楽しむというような感じでしょうか。おしゃれなカフェなどで見かけるインテリアでもありますね。
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自然で古びた素材感>>