インテリアコーディネート/スタイル別コーディネート術

ファブリックで劇的イメチェンのレストラン

上海のとあるレストランのリフォームに携わりました。渋くって堅いイメージのレストランが、布使いで明るく居心地よいレストランに生まれ変わった様子、是非ご覧ください。

執筆者:鈴木 理恵子

ファブリックを上手にインテリアに取り入れていますか?先回は、旅先で集めたファブリックを上手にインテリアに取り入れているお部屋をご紹介しましたが、今回は、ファブリック使いでがらりとイメージチェンジしたレストランをご紹介します!

渋すぎて人が入らない??

レストラン
老房子を改装したレストラン。オープン当時は、渋くていい感じなのですが、人が入らなかった!(画像:diage)
今回ご紹介するレストランは上海の『老房子』(ラオファンツ)を改装したレストラン。『老房子』とは、20世紀初頭、租界だったころの上海の面影を感じる古い建物のこと。その『老房子』を住宅としてはもちろん、ショップやレストランに改装をするのが上海ではファッショナブル!

このレストランは、昔は学校であったところを、日本の会社が買い取ってリニューアルしたもの。オープン当初は、シックで落ち着いた雰囲気だったのですが、残念なことにあまり人が入らずスペイン料理のレストランに模様替えすることになりました。

当初、香港のデザイナーに頼んでいたそうですが事情があり、友人とガイドの元へ、『カジュアルでファンキー、そしてオーガニック』なイメージへと変更したいとの依頼が舞い込んできました。

レストラン
左:鮮やかなオレンジに塗られた壁をどう活かしていくかが問題!右:窓ガラスが寒々しく感じる店内(画像:Retro Modern 上海)
すでに香港のデザイナーによって、壁はオレンジ色に塗られ天井にはシェードが掛けられている部分がありました。それで、そのイメージを活かしつつ、カジュアルで楽しく居心地のよい空間を目指しました。

レストラン
右:殺風景なエントランス部分を変えて人を呼び込む作戦!(画像:Retro Modern 上海)
もうひとつの大きな問題は、エントランス部分。このエントランスは通りから見えにくい上、殺風景なコンクリート壁になっています。この向こうにレストランがあるなんて想像しにくいですよね。

エントランス部分が目立たないのが、お客様の入りにくい大きな原因でしたので、この壁も大変身させなければいけません!

さて、このレストランがどう変わったか?その後は次ページで!
ファブリックでこんなにイメチェン!>>
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