建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

本物の健康住宅を追求した家づくり ザ・ハウスの紹介で家を建て

建築家との家づくりをプロデュースする会社がある一方、建て主と建築家とのマッチングを行う会社も出てきました。その代表格ザ・ハウスで健康住宅を建てた斉藤さんのお宅を見学しました。

執筆者:坂本 徹也

健康住宅を建てたい、そんな建て主のニーズにぴったりはまった
ザ・ハウスのマッチングシステム


ザ・ハウスの関一雄さん
建築家との家づくりをプロデュースするいっぽうで、建て主と建築家とのマッチングをビジネスにする会社も出てきました。そんな会社の代表格がザ・ハウスです。本格的な拠点は東京の自由が丘にありますが、2003年の1月からは大阪に梅田支店もでき本格的な活動を始めるそうです。同社代表の関一雄さんは言います。

「建て主と建築家とを引き合わせるマッチングスキームをスタートして約2年ですが、2002年はおかげさまで130~140棟ぐらいの成約をいただきました。システムとしてはじつにシンプルで、建築家に家を建ててもらいたいけどどこに行ったらよいのかわからないという建て主さんに、登録していただいている実績のある建築家をマッチングするというものです。お客様専用のチェックシートというのに書き込みをしていただければ、当社のデータベースの中からその要望や条件に合った建築家が10人ぐらい出てくる。もちろん作品集もありますから、それもじっくり見ていただいて気に入った方とのお見合いをセッティングするわけです。当社の役割はこの両者のお見合いが成功して契約が成立するところまでですね」

気になるのはその費用ですが、建て主側に費用はかかりません。ザ・ハウスは建て主からではなく、紹介した建築家のほうから紹介料をバックしてもらう形をとっているそうです。ちなみにここは最初から設計料何%という一律料金も設けておらず、個々の建築家にまかせています。つまり建て主側はどの人に頼めばいくらかを聞いて選ぶことになるわけですね。

そんなザ・ハウスのシステムを利用して目黒区の八雲に家を建てられた斉藤さんのお宅を見せていただきました。

オーソドックスな切妻屋根の日本家屋のそれは、新築なのにどこか懐かしささえ感じさせます。斉藤さんに話を聞きました。
「環境ホルモンの話を聞いてこわいなと思っていたことと、家内と子どもにアレルギーがあるので建てるなら健康住宅しかないと思っていました。だけどハウスメーカーや施工会社に行って話をしても、たとえば断熱材は何を使いますかと聞くと、ごく普通のよく使っているもんですよとかいって明確に説明してくれない。塗料はどんなものを使うんですかと聞いても、健康にいいもんですよと。何ですかって聞くと、とにかく製品名をおっしゃらない。そこで雑誌でザ・ハウスのことを知って、本気で健康住宅をつくれる建築家を紹介してもらおうと思ったんです」

光設計の栗原守さん
斉藤さんがザ・ハウスから紹介されたのは、光設計の栗原守さんでした。栗原さんは健康住宅がこんなに話題になる10年以上も前から、健康住宅にこだわって自然素材での家づくりを追求してきた人です。「高気密、高断熱の家は、一歩室内に入ったとたんに目がチカチカしたり、気持ち悪くなったりすることがあります。ごく最近までそれが新築では当たり前のようにいわれてきたんですけど、私は前からそうじゃないってことを言ってきたんですね。これは建材に含まれている接着剤とか化学物質が揮発してきて室内に充満しているからなんです。そして少しずつ、少しずつそこに住む人たちの身体を蝕んでいく。とくに赤ちゃんやお年寄り、ペットなどの弱いものに影響が出てくる。それがわかっていながら使うことはできない。そう考えて、ずっと化学物質を使わない自然素材での家づくりをやってきました」(栗原さん)

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