乳腺炎予防のために知っておきたい搾乳法・搾乳機の使い方
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乳腺炎を予防するために知っておきたい搾乳法や搾乳機について
この状態が続くと、乳管が閉塞し乳腺炎や、乳首トラブルのきっかけになります。
柔らかいストローを強く吸うとストローがつぶれて、吸えなくなるのと似ています。
そんな時に、あらかじめ上手に搾乳して、母乳分泌の流れを良くすれば、トラブルを最小限にすることができます。これを「前しぼり」と言います。搾乳手技は必要ないとの意見もありますが、現実的には、乳腺炎に限らず、日頃の乳房管理のためにも、搾乳の方法を知っておくと役立ちます。ちなみに、授乳の直後に腺房に残った母乳をおっぱいの張りが軽くなる程度に搾乳することを「後しぼり」と言います。腺房に母乳が残ったままになると乳腺炎のきっかけになります。
乳腺炎予防のための搾乳方法
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親指と人差し指で乳輪周囲をはさむようします
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親指と人差し指を胸壁に向けて約1cm押します
日本では、ほとんどの産科施設で、搾乳方法については教えてもらえると思います。参考に写真で紹介します。乳房マッサージに関しては「乳腺炎とマッサージ」記事で紹介します。
搾乳機は使う前に専門家に相談を
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手動式搾乳機
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電動式搾乳機
良く研究された搾乳機は、赤ちゃんの自然な哺乳に近い働きをするようです。お母さん方にも痛くないと好評です。
ただし、使う前には、専門家にアドバイスしてもらいましょう。本当は搾乳機などは必要のない状態なのに安易に使うとトラブルのきっかけになります。 赤ちゃんが新生児センターなどに入院して直接授乳できないとか、乳首トラブルがひどくて、今は直接授乳は無理、と感じている方には、お勧めできます。
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