TPOに応じて空間を広げたり縮めたり…
続いて2階。103号の真上にあたる203号は、さらに細長いI字型の部屋で、中央にバスルームをとり、2つの空間をつくり出しています。こちらは独立した形のベッドルームになりますから使い勝手はいいですね。1階分高いだけあって103にくらべると明るさも十分。テラスもあります。
202号は102号とほぼ同じ。残る201号は、2階ー1階を利用した正方形のメゾネットのユニットで、こちらは、入ってすぐがキッチン+ダイニング、その奥にリビング、階下はベッドルームという造りです。ここでも不透明なスクリーン(引き戸)が有効に使われ、TPOに応じて空間を広げたり縮めたりできるデザインになっています。
カスミのスクリーンと、ピカピカのステンレスのキッチンの組み合わせがとてもシャープで都会的なイメージですね。ベッドルームにあるガラスの個室はバスルーム。これもなかなかお洒落です。
3階の303号と302号は、それぞれ203号と202号とほぼ同じ。違うのは、303には南北2箇所にテラスがあるのと、302には202にはないテラスが付いていることです。
301号は、201号の階下部分(独立型ベッドルーム)のない、少し狭いタイプ。手前のパブリックな空間(キッチン+ダイニング)と、奥の寝室+バスルームというシンプルな組み合わせを、あいまいな仕切りである不透明なスクリーンが繋いでいます。