きれいに維持したくなる「ブラン・ハウス」
ここに床を張って個室をつくる計画もある |
そして、2つ目の吹き抜けの壁に沿って付けられた階段を使って2階に上がると、家を横断する形で走る廊下があり、最初に開放的な気分満点のバスルームがあり、吹き抜けの向こう側に南面のテラスと、それに続いて寝室があります。
飾り気がなくシンプルで真っ白な空間の中に、純白のお風呂と、裏庭の木々の緑。テラスの一部からは真っ青な空も見えます。ここも、どこか海外のリゾートに来た気分を味あわせてくれますねー。光あふれる休日の朝、こんな居住空間を、まわりを気にすることなく裸で歩いてみたーい! そんな気持ちにさせられます。バスローブで1日過ごすのもいい。テラスからの風は、吹き抜けを通り抜けてバスルームを見る間に乾かしてくれるそうです。
テラスに出て前庭を見ていると、いつしかご年輩の男性が来られて芝刈り機で庭の芝を刈りはじめられました。庭師の方かなと思っていたら、「あ、親父が来た」とご主人。ご主人のお父さんは、ここの庭がいたく気に入り、ときどき芝を刈りに来ておられるとか。なんとも微笑ましくも便利な関係。
きちんと手入れをして、このまま真っ白な家「ブラン・ハウス」としてきれいに維持していきたい。家族じゅうがそう思いたくなるような家ということでしょう。住み慣れた森の中で、夫婦と愛犬とがむつまじくスローライフを実践する。ここはまさに、そんな夢を可能にするような一軒でした。