好きなアンティーク家具を愛でながら暮らす大リビング グレーチングのテラスからリビング+ダイニングを望む中央上に見えるのはルーフテラス 続いて3階に上ると、そこは二層分の吹き抜けを持つリビング+ダイニング。いうまでもなく屋上階に通じる吹き抜けに向けて大きく開口部がとられ、空からの光がふんだんに取り入れています。とにかく何もない空間なのですが、スケルトンの階段室やルーフテラスに面したロフト階、さらには横壁や階段室に設けられた明かり取りの窓などがあるせいか、とても表情豊か! きっと建て主さんはここに好きなアンティーク家具を配して、ギャラリー空間のようにして住まわれるのでしょうね(ちなみにこの建物の1階にはアンティークショップが入られるそうです)。 階段室の向こうにはもうひとつの吹き抜けに面したバスルームが…明るく開放的なガラス張りのバスルーム 階段室の奧にはキッチンと、吹き抜けに向かって開かれたガラス張りの浴室がありますが、外光の入ってくるバスルームはとても開放的。思わす長湯をしてしまいそうな心地よさが広がっていました。 キッチンからリビングダイニングを望む二層分の天井高はスケール感たっぷり! さてこの上は、リビングダイニングを見おろすキャットウォークと小さな書斎、そしてルーフテラスのあるロフト階がありますが、素晴らしいのはこのキャットウォークから眺める大リビングの眺め。都心中の都心にあって、これだけの空間を確保することの貴重さを改めて実感させてくれます。縦ブラインドによって細かく切り取られた西麻布の街並みを見ると、ここの静けさがウソのようです。 ルーフテラスの上には、さらにもうひとつのルーフテラスが… 最後にルーフテラスに出てみると、そこにはらせん階段が付いていて、さらに上のルーフテラスに上れるようになっていました。ここからの眺めはいうまでもなく絶景! はるかに六本木ヒルズや恵比寿ガーデンプレイスなども望めます。なんという開放感。夜のとばりが下がる頃、西麻布から六本木にいたる街の灯りをサカナに、美味しいビールをいただく満足感は、何物にも代えががたいものでしょうねー。 六本木ヒルズや恵比寿ガーデンプレイスなども目のあたりに! ■意匠設計:細谷功+スタジオ4設計 ■構造設計:梅沢建築構造研究所 ■施 工 :渡辺建設 ●構 造 :鉄筋コンクリート造 ●敷地面積:89.32m2 ●建築面積:53.46m2 ●延床面積:173.44m2前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。