開くところと閉じるところを使い分け さて続いては、1階と2階を使ったメゾネット形式のF住戸(約72m2)です。 玄関からキッチンを通してリビングを見る、白い空間 リビングからキッチンを望む、丸い照明がシンボリック こちらは、パティオから玄関、そのまま書斎、キッチン、ダイニング、リビングと繋がっていく1階と、寝室+水回りの2階というシンプルな構成の住空間になっていました。キッチンに立つとリビングを見渡せ、パティオを取り込むように視線が抜けていきます。 また、このフロアには玄関とキッチンとの間にちょっとしたスペースがあり、ここがカーテンで仕切ると個室に早変わりするという一工夫があります。必要とあればカーテンで空間をつくればいいというフレキシブルな発想ですね。 玄関脇にあるスペース、カーテンで仕切れば個室になる おもしろいのは、キッチン裏に隠された、収納室のような書斎。窓がなく完全に閉ざされた場所なのですが、逆にこの狭さが落ち着いて仕事に没頭できるムードを醸し出しています。ある意味、パブリックな空間の中に設けられたプライベート空間といえそうです。 扉を閉ざせば、プライベートがしっかり守られる 階段を上がると、そこはやはり2階(道路面)のパティオに面したプライベート空間。開放的な地下の大空間とは対照的にしっかり壁で仕切られ、コンパクトにまとめられた居住性重視のスペースになっていました。夫婦だけの住まいやすさを考えると、こういう落ち着いた住戸がいいという人も多いことと思います。 白で統一された2階、落ち着いた都市生活のイメージ -->>続いてG住戸を紹介します!前のページへ1234次のページへ