晴耕雨読を楽しむ
竣工して、はや1年。前庭は実のなる木が植えられた畑となり、ミミズを飼って生ゴミを処理する「ミミズコンポスト」も置かれているとか。写真提供:伊藤寛アトリエ |
はじめてこの家に足を踏み入れたときに、壁のストライプから和風というよりイタリアの家のように感じました。奇しくも設計者の伊藤さんは、かつてミラノ工科大学に留学されたことがあるとか。建て主のご夫妻はこの家で、イタリアから始まった「スローフード」の流れを「晴耕雨読」という日本的なスローライフのなかで活かしていくことでしょう。もうすぐ収穫された野菜が、玄関の土間に並ぶ様子が目に浮かぶようです。
◆建築家プロフィールと建築データ