女性のスカート内は狙われる!
女性はいつでも「後方注意!」
盗撮は「迷惑防止条例」や「軽犯罪法」の違反となり、処罰の対象です。しかし、いけないこと、悪いこと、罪であることを知っていながら、盗撮は繰り返されています。また、ライブ会場での許可されていない撮影やデジタル万引き(書店やコンビニ店内の雑誌・書籍等から情報をデジカメ等で撮影して、品物を買わずに情報だけ盗み取ること)などもありますが、ここでは女性の被害についてのみ取り上げます。
盗撮は、被害者が被害を認識しづらいという点もあります。しかし、女性は季節を問わずスカートを着用しているときは、とくにスカート内への盗撮被害のおそれがあるということに、警戒心を持たなくてはなりません。もっとも心配なのは、エスカレーターや階段を登るときです。段差があるとどうしても「見上げられる」という状態になってしまうので、バッグなどで後ろから見られないように工夫している女性も見かけます。
そして、書店やコンビニ店内などで雑誌や商品に見入っている女性の後ろから盗撮する者もいます。立ち読みなどに夢中になっていると、周りへの注意がなくなってしまうので、そんなスカート姿の女性が狙われやすいのです。
盗撮させない「後方注意!」
正面からでは女性に気づかれてしまいますから、後ろから気づかれないように盗撮する、というのがほとんどでしょう。電車内で向かい側や正面から、スカート姿の女性の膝の間を狙う盗撮の場合は、女性が居眠りをしているなど、周囲に気を配っていない状態であることが多いのです。スカート姿で居眠りをどうしてもしてしまいそうなときは、膝に何か掛けるようにして被害を防ぎましょう。
階段やエスカレーターなどでは、後ろに盗撮者がいるかどうか必ずチェックするように心がけましょう。登るときにはなかなか後ろを振り返ることがないものですが、足元に注意して振り返って見てみましょう。お店の中など、段差のない平らな場所でも「後方注意」の原則は変わりません。ときおり後ろを振り返って不審な者がいないか確かめることです。常に「後方注意!」の心がけが必要なのです。
シャッター音に敏感に!
カメラ付き携帯電話やデジタルカメラなどは、盗撮防止のためにシャッター音が必ず出るようになっています。盗撮被害のおそれのあるスカート姿の女性は、シャッター音に敏感になるべきです。しかし、音楽を聴くためのプレイヤーのイヤホンを使用していたり、携帯電話に夢中になっているときなどは、シャッター音が聞こえにくいはずです。
つまり、イヤホンをしているスカート姿の女性は盗撮のターゲットになりやすいといえます。「ミニスカートが好きで、イヤホンで音楽を聴く」女性は、盗撮されやすく、被害に気づきにくいということになります。若い女性には多く見受けられるタイプですから、周囲の人たちも、「盗撮被害のおそれがあるから気をつけて」と一声かけてあげましょう。立ち止まって携帯電話やメールに夢中になっているときも警戒しましょう。
ビデオカメラや超小型のカメラなど、必ずしもシャッター音が出ない機器もあります。また、シャッター音を出ないようにするためのテクニックがウェブ上で見受けられるなど、悪いことだと分かっていても盗撮をする者はなくならないようです。被害者となりうる女性たち自らが警戒して、盗撮をさせないようにすることが大切です。もちろん、盗撮されたと分かったときには、周囲の人たちに協力を求めて、警察に突き出すようにしましょう。